マンションでの高齢者リフォームをする際の注意点
こんにちは、このところ暑く寝不足気味な木須です。少子高齢化の時代がきていますが、私の親も高齢になりつつ、もっと快適に過ごしてほしいといつも思っています。
ということで、今回は高齢者リフォームの初級編をお話します。
目次
- バリアフリーとは
- 色彩・照明
- 車椅子
- 高齢者向けの素材
- まとめ
1.バリアフリーとは
現在、バリアフリーという言葉はメジャーになってきました。部屋内がバリアとなってしまう理由は何なのか。これは高齢者になり筋力・体力が衰えることがバリアを作っていく要因となっています。
バリアフリーといえば、段差の解消が思い当たりますが、色彩・照明でもバリアフリーを考える必要があります。
また、バリアは個人差が大きいですので、個々レベルでじっくり検討することが必要になります。
2.色彩・照明
高齢になりますと、色の些細な濃淡の識別が難しくなってきます。注意が必要な場所は濃淡がはっきりする配色を検討する必要があります。
照明も若い人より、2倍程度の明るさが必要となります。ただし直接光源が見えない照明器具を利用し、目に優しい方法を検討ください。
3.車椅子
車椅子の移動は、段差が一番大変です。とはいえスロープの勾配が急ですともっと大変になります。1/12が基本ですが、1/15~1/18程度がのぞましいスロープ勾配です。また車椅子の回転半径も考慮してください。
4.高齢者向けの素材
現在、高齢者むけの様々な設備機器、材料が販売されています。例えば、ころんでケガをしないようにクッション性がある床材や、車椅子でも利用しやすい洗面台・トイレ・お風呂・キッチンも販売されております。どんな素材が必要なのか、どんな設備が必要なのか、じっく検討が必要です。
5.まとめ
それぞれの個々の状態・ライフスタイルにより、高齢者リフォームは大きく異なってきます。最新設備もどんどん開発されていますので、ショールーム・専門家の意見をうまく活用しながら、納得のいくリフォームをしていただければと思います。
木須 拓己
分譲マンション管理会社で専有部(お部屋内)の様々なサービス開発・企画の立案、リフォーム&リノベーション・室内クリーニング、インテリア商品販売等、お客様の快適な生活をサポートする部署の担当。分譲マンションの管理会社を15年務めた実体験及び情報をわかりやすく伝えるために日々仕事に励んでいます。仕事での心情:ニーズを形にする
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