内容によっては数百万円もの費用がかかるマンションリフォームを成功させるには、リフォーム会社選びが重要です。マンションのリフォームでは部材の搬入に共用部分を通ったり、工事の振動音が隣戸に直に伝わったりするので、リフォーム会社選びに失敗するとその後の生活に支障を来すことにもなりかねません。
しかし実際リフォーム会社探しを始めたときに「多すぎて選べない」「どこがいいのか判断ポイントがわからない」と迷う方も多いようです。
そこでこの記事では、マンションリフォームの会社選びで押さえておくべきポイントを7つご紹介します。依頼する会社を選ぶときに欠かせない「相見積もりの取り方」もお伝えしますので、よいリフォーム会社選びにお役立てください。
1.マンションリフォームの会社選びの7つのポイント
マンションリフォームをおこなう多くのリフォーム会社のなかから、満足いく結果を得られる会社を選ぶためには何に注目すればよいのでしょうか? ここでは、マンションリフォームを依頼する会社を選ぶときに押さえておくべきポイントを7つご紹介します。
1-1.施工実績|マンションリフォームや希望の工事の実績が豊富か
マンションのリフォームを依頼する会社選びにおいてもっとも重視すべきなのは、これまでの「施工実績」です。施工実績を確認するときには、次の2点に注視しましょう。
1-1-1.マンションを得意としているか?
「リフォーム会社」と一口にいっても、戸建てを中心に対応している会社、マンションリフォームをメインとしている会社など、得意分野はさまざまです。 しかし戸建てとマンションでは、例えば壁と床の接合部分のおさめ方が違う、管理規約に沿った床材を選ぶ必要があるなど、注意すべき点が異なります。
そのためマンションリフォームは、マンションを得意とする会社を選ぶことがもっとも重要です。まずはホームページでマンションの施工実績が多いかどうかをチェックしましょう。
1-1-2.依頼したい工事の実績は豊富か?
マンションの施工実績を確認するのとあわせて、希望するリフォームと同じ事例が豊富に掲載されているかもチェックすることが大切です。 会社によっては、間取り変更を伴うような大がかりなリフォームはおこなわず、主に壁紙や床材など表面的な表層リフォームばかりをおこなっていたり、水回りリフォームを中心にしていたりする場合があります。
内装をすべて撤去するような大がかりなリフォームをしたいのに、普段表層リフォームばかりをしている会社に依頼すると、経験とノウハウが不足している恐れがあります。 施工実績の内容まで確認し、希望するリフォームと同様の工事をおこなっているかも確認しましょう。
1-2.信頼性|必要な許可・資格がある、第三者機関の審査を通っているか
検討しているリフォーム会社が、信頼するに足る会社であるかもチェックが必要です。具体的には、次の2点を確認します。
1-2-1.必要な許可や資格はあるか?
リフォーム会社は、税込工事費が500万円以下であれば建設業許可は不要であるため、小規模な工事を中心に請け負っている会社は少なくありません。 そのため間取り変更や水回りを刷新するような、500万円を超える大がかりなリフォームを依頼する場合は、建設業許可を得ているかを確認する必要があります。
また電気やガス、水道工事などは、有資格者が工事をおこなわなければなりません。建設業許可がないのに500万円を超える規模の工事を請け負ったり、必要な資格を有した人がいなかったりする会社は、信用に欠けるので避けましょう。
1-2-2.第三者機関の審査を通っているか?
小規模なリフォームを中心におこなっていても優良な会社もあれば、建設業の許可を得ていても工事が雑な会社はあります。会社の規模にとらわれず優良な会社を見分けたい場合は、第三者機関の審査に通った会社を選ぶのもおすすめの方法です。
例えばリフォーム会社を紹介しているポータルサイトでは、紹介する責任を負うため一定の基準を満たした会社しか登録を受け付けません。そのため紹介される会社は、安心して任せられる一定の基準を満たしたリフォーム会社であると考えられます。
自分で選ぶのが難しいと思ったときには、まずは一定の基準をクリアした会社の紹介を受けられるポータルサイトの利用を検討してみるとよいでしょう。
1-3.提案力|要望をくみ取ったうえで適切なプランを出せるか
同じリフォームを相談しても、提案される内容はリフォーム会社によって違います。そのため提案力を比較するのは会社選びの重要なポイントになります。
例えば「対面キッチンにしたい」と相談した場合、 事情や要望を詳しく聞かずに「その予算ならこのプランが人気です」と自社がいいと思うプランを提案するような会社は良い会社とは言えません。
そうではなく「料理は何人ぐらいでするのか」「ダイニングはキッチンの横並びと正面のどちらがいいのか」など、実際どのように使うのか、どんなキッチンが理想なのかを時間をかけてヒアリングしたうえで提案してくれる会社なら、満足度の高いリフォームをおこなえる可能性が高まります。 配色や素材などに迷ったときにも、これまでの実績から適切なアドバイスが期待できるでしょう。
1-4.コミュニケーション力|担当者とストレスなくやりとりできるか
マンションリフォームをおこなうときには、相談から見積もり、実際の工事期間中、支払いまで、担当者と繰り返しやりとりする必要があります。そのため担当者とストレスなくコミュニケーションできるかどうかは重要です。
例えば問い合わせてもなかなか返事がもらえなかったり、説明が専門用語ばかりで理解するのが難しかったりするとストレスです。いざ工事を任せても、現場管理で職人さんとのコミュニケーションがうまく取れなければ「お願いした内容と違う」といったことにもなりかねません。
そのようなことにならないよう、リフォーム会社を選ぶときには担当者のコミュニケーション力も見極めましょう。
1-5.価格面|満足できる見積もりを出せるか
リフォーム工事を依頼するときには、「できるだけコストを抑えつつ、希望をかなえたい」と考える人が多いのではないでしょうか。そのため価格内で満足できる見積もりを出せるかどうかも、会社選びの重要なポイントになります。
しかし「和室を撤去して広いLDKにしたい」とだけ伝えて見積もりを取ってしまうと、幅がありすぎて比較するのが難しくなります。工事を受注するために、低いグレードの素材ばかりで見積もりを出し、最終的にはオプションで価格を上げていく会社もあるので注意が必要です。
価格面でリフォーム会社を比較したい場合は、同じ予算、同じ内容で複数社に見積もりを依頼するのがおすすめです。「予算上限300万円で見積もりを出してください」と伝えたときに、どれだけ希望を織り込んだ見積もりを出してくれるかを比較すると、工事を依頼する会社を選びやすくなります。
1-6.説明が丁寧|見積もりや工事内容などの説明は明確で丁寧か
出された見積もりや含まれる工事などについて、担当者がどれだけ丁寧に説明してくれるかも、リフォーム会社を見分けるチェックポイントのひとつです。
見積もりに含まれているもの・含まれていないものは何なのか、設備のグレードを上げたり下げたりするとどの程度費用が変わるのかなどをきちんと説明してくれる会社なら安心です。
またマンションのリフォームでは、実際に壁や床を剥がしてみないと裏がどのような状態になっているか分からないことがあります。想定外の事態が発生したときにはどのような対応を取り、それにかかる費用はどうなるのかなど、リスクについても初めから包み隠さず話してくれる会社であれば信頼してよいでしょう。
1-7.補償やアフターサポート|リフォーム工事後のサポートは万全か
リフォーム工事後、万が一トラブルが発生したときに備え、どのような「補償やアフターサポート」を提供しているかも重要なチェックポイントです。
工事後のトラブルはないに越したことはありませんが、人間がおこなうものである以上100%ミスがないとは言えません。導入した設備に不具合があることもあるでしょう。
そういったときにどのような内容の補償を受けられるのか、また対象となる期間は工事後いつまでなのかは会社によって異なります。リフォーム会社が提供している保証やアフターサービスの内容は、よく確認して比較することが大切です。
7つのポイントを押さえたリフォーム会社を簡単に見つける方法
リフォーム会社を選ぶときに押さえておくべき7つのポイントをご紹介しましたが、「これらすべてを自分で確認して選ぶのは難しい」「ちゃんと見極められるか自信がない」と思った方もいるのではないでしょうか?
そのようなときには、一定の審査をクリアしたリフォーム会社を紹介してくれるポータルサイトを利用するのがおすすめです。例えばリフォームガイドでは、リフォーム内容や希望を登録すると、専任のコンシェルジュが信頼できる会社を厳選し、無料でご紹介いたします。
利用は無料、リフォーム会社から直接営業の電話がかかってくることもないので、安心して利用をご検討ください。
2.より良いリフォーム会社を選ぶためには相見積もりが必須!相見積もりの取り方
「価格面」で満足できる見積もりを出せるかでもお伝えしたように、良いリフォーム会社を選ぶときには、実際に複数の会社に見積もりを依頼して比較することが大切です。これを「相見積もり」といいます。ここでは相見積もりの取り方を解説します。
2-1.ステップ①複数のリフォーム会社に見積もり依頼
まずはマンションリフォームを得意とし、依頼したい工事の実績が豊富なリフォーム会社をホームページなどで調査して複数探し、見積もりを依頼します。 見積もりを取る方法は、電話やメール、専用フォームなど会社によってさまざまです。工事の規模や内容によっては、建設業許可や必要な資格の有無も調べましょう。
ここで意識するポイント
1-1.施工実績|マンションリフォームや希望の工事の実績が豊富か
1-2.信頼性|必要な許可・資格がある、第三者機関の審査を通っているか
自分で会社を探す手間と時間がない場合には、リフォームガイドの利用をご検討ください。建設業許可があり、一定の条件をクリアした優良なリフォーム会社を複数ご紹介いたします。
2-2.ステップ②現地調査・後日見積もり提出
リフォーム工事の見積もりを出すには、実際にマンションを見に来て現状を確認する「現地調査」が必要です。各リフォーム会社の担当者と打ち合わせて日程を決め、現場を見に来てもらいましょう。 その際すべての会社に同じ予算と希望するリフォーム内容を伝えると、出される見積もり額や提案内容を比較しやすくなります。
ここで意識するポイント
1-3.提案力|要望をくみ取ったうえで適切なプランを出せるか
1-4.コミュニケーション力|担当者とストレスなくやりとりできるか
なおリフォームガイドにご依頼いただけると、リフォーム会社の現地調査の日程調整はコンシェルジュを介しておこなえるのでご相談ください。
2-3.ステップ③比較・検討
見積もりが出されたら、内容を比較してどのリフォーム会社に工事を依頼するかを検討します。ヒアリングしてくれた内容がきちんと反映されているか、希望している内容がオプションとなっていないかなどを比べましょう。
また見積もりを出すスピードや、不明点に対する説明の丁寧さなど、担当者のコミュニケーション力も重要な比較ポイントです。担当者が信頼できる人物であれば、安心して任せられる会社と判断してよいでしょう。
ここで意識するポイント
1-5.価格面|満足できる見積もりを出せるか
1-6.説明が丁寧|見積もりや工事内容などの説明は明確で丁寧か
1-7.補償やアフターサポート|リフォーム工事後のサポートは万全か
工事を依頼すると決めた会社以外に、お断りの連絡を入れることを負担に思う方も多いようです。リフォームガイドでは、お断りの連絡もコンシェルジュがおこないますので、どうぞ利用をご検討ください。
3.まとめ
マンションリフォームを依頼する会社を選ぶときには、施工実績や信頼性、提案力などチェックすべきポイントが7つあります。ひとつずつ順を追ってクリアしていくと、安心して任せられるリフォーム会社を見つけることができるでしょう。
「失敗はしたくないけれども自分で選ぶ時間がない」「手間をかけずにリフォーム会社を探したい」といったときには、リフォームガイドの利用をぜひご検討ください。コンシェルジュがご希望のリフォーム内容を伺ったうえで、一定の審査をクリアしたリフォーム会社のなかから条件にあった会社を複数社ご紹介いたします。
手間ひまをかけることなく複数社の提案を無料で受けられるのはもちろん、依頼しない会社へのお断りもコンシェルジュがおこないますので安心です。
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