マンション管理会社変更を検討している管理組合の方からよく質問される事項をまとめました。
目次
- 1.現在のマンション管理会社との契約期間がまだ残っている場合、すぐに新管理会社に変更はできない?
- 2.マンション管理会社が変わると今の管理員さんも変わってしまう?
- 3.管理費も下げれる?
- 4.管理会社を変更した場合、居住者がしなければいけないことは?
- 5.管理会社変更は手間がかからない?
- 6.現在のマンション管理会社に依頼していることはどうなるの?
- 7.新しい管理会社に変更するまでの3ヶ月間(引継ぎ期間)、現在の管理会社が管理業務を行ってくれるか不安。
- まとめ
質問1.
現在の管理会社との契約期間がまだ残っている場合、すぐに新しい管理会社に変更できないのではないでしょうか?
回答1.
現管理会社との管理委託契約書によりますが、国土交通省の標準管理委託契約書では「契約期間中であっても3ヶ月前の書面による解約通知」により解約できることとなっていますので、各管理会社の委託契約書も通常はそれに従って作成しています。
質問2.
今の管理員が優秀な方なのですが、管理会社が変わると管理員も変わってしまうのですか?
回答2.
現在の管理員さんを引き続き派遣できるケースもあります。ただし管理員さんの意思や雇用条件等により困難な場合もありますので、一度当社担当者に確認をお願いします。
質問3.
管理会社に支払う委託料が下がった場合、管理費も下がるのですか?
回答3.
委託料が減額した範囲において管理費を下げることは可能です。また減額分を将来の修繕費として積み立てておくことも重要であると考えます。
質問4.
管理会社が変わった場合、住人が具体的にしなくてはならないことはありますか?
回答4.
管理費の自動引落しを当社のシステムにおいて行うため、お手数ですが「預金口座振替依頼書」を皆様からご提出いただくこととなります。尚、管理費等の引落しはご希望の金融機関をお選びいただけます。
※現行の管理会社と自動引落しシステムが同じ場合、ご提出は必要ありません。
質問5.
管理会社を変更するには、手続きが多く大変な手間がかかりませんか?
回答5.
管理会社の変更は総会(通常総会・臨時総会)の普通決議で可能です。そして総会決議に基づき、解約通知を現管理会社に郵送するだけで結構です。また当社にて総会案内・議案書の作成や解約通知の作成・送付もお手伝いさせていただきます。
質問6.
現行の管理会社に依頼している事項はどうなりますか?
回答6.
現管理会社と十分な引継ぎを行いますので、現管理会社に依頼している問題は当社が解決に向けて全力を注ぎます。またご要望により管理開始時に全戸アンケートを行い、皆様からの問題点をお伺いした上で対応させていただくことも可能です。
質問7.
現行の管理会社に解約通知を発送してから、新しい管理会社に変わるまでに3ヶ月必要とのことですが、その間の管理業務を今の管理会社が十分に果たしてくれるか心配です。
回答7.
解約が決まった場合でも管理委託契約により現管理会社は適正に業務を行う義務があります。万一業務が履行されない場合は委託料金の返金措置などを請求することとなります。また現管理会社の業務が期待できない場合には、当社において管理開始前においてもサポートをさせていただきます。
まとめ
マンション管理会社変更を検討している方からよくご質問される事項を紹介しました。
この他にも気になることがあれば、お気軽にご相談くださいね。
~関連記事~
マンション管理会社を変更するまでの手順をわかりやすく解説!
→「まとめ|マンション管理会社を変更するための9つの手順」
松井 久弥
2000年あなぶきハウジングサービス入社。
全国10都道府県において、管理担当・リプレイス営業・新規拠点立上げ・部門責任者に従事。特にマンション管理会社のM&Aにおいては、案件化からデューデリ・譲渡契約・お客様対応全般・統合後プロセス(PMI)までを実践。
マンション管理士、M&Aシニアエキスパート。
最新記事 by 松井 久弥 (すべて見る)
- まとめ│マンション管理会社を変更するための9つの手順とポイント - 2024年9月25日
- 分譲マンション|管理会社を変更するためにはどれくらいの準備期間が必要!? - 2023年7月30日
- 赤字の管理組合役員必見!マンション管理組合の収入を増やす3つの方法 - 2023年7月6日