こんにちは!
あなぶきファシリティサービスの川辺です!
やっと今回は…
洗剤の見極め方をお伝えさせていただきます!
また使い方じゃないのかよ!と思われても仕方ない…
しかしながら、私は高給取りではないので無駄なものは買いたくない!
その為、洗剤の種類をお伝えさせていただきます!
まずはじめに
掃除する際に「どんな洗剤を使うか」で仕上がりは大きく変わります!
同じ“汚れ落とし”でも、洗剤の性質が合っていなければ汚れが落ちないどころか、素材を傷
めてしまうことも…
今回は、清掃現場でも基本となる「中性」「酸性」「アルカリ性」の違いと、それぞれの使い
分け方、見分け方について解説させていただきます!!!
その前に、【まぜるな危険】の文言の危険性を一旦確認いただけると幸いです。
【市販洗剤編】第1章 クエン酸やお酢も危険!塩素系洗剤とまぜると発生する”毒ガス”とは!? | もっとわくわくマンションライフ|マンションライフのお役立ち情報
洗剤の酸性・アルカリ性の違いとは?
そもそも洗剤は中性・酸性・アルカリ性と別れており
洗剤には必ず「液性(えきせい)」という性質があります。
これはpH(ピーエイチ)という数値で表されます!
pH?とは…昔でいう所のペーハー、懐かしのリトマス試験紙の事です!
ペーハーペーハー言ってましたが、この記事を書く際に調べたところ
今は世間一般でピーエイチと呼ぶようになっているみたいです…(´・ω・)へ~
このpHは数値で表し0から14の範囲で示され、
– pH7が中性
– 7より小さいと酸性
– 7より大きいとアルカリ性
という分類になります。
つまり、7に近づける事が出来れば落とせるものになりますので、
「酸性にはアルカリ」「アルカリには酸性」、というのが洗剤の選び方になります。
とはいえ、
汚れの化学的pH表記と現場判断のpHには差異があります!
ここから先は【現場的なpH判断】となりますので。
「調べたら違うやん!」「言ってる事違うんですけど~」
とならないようにご注意ください。
優しい洗剤、中性洗剤
ここまで説明酸性とアルカリ性は+には-、-には+のような話になっておりました。
そんな中、pH値が7に近い中性洗剤というものもあります。
「中性なのに洗剤?」となる方もいるかもしれませんが
その質問もその通り!
水だけではなかなか汚れが取れないのに中性洗剤を
つかうとキレイになる仕組みをお伝えします!
界面活性剤の存在
早速話が変わったように見えますが、
多くの洗剤には界面活性剤というものが入っております。
界面活性剤とは簡単に説明すると
水に溶けにくい汚れに反応し、水の中に引き込む!
それで水に流すような形になってまいります!
基本的には中性洗剤で対応可能です!
汚れのpHはどうなんだ?
先ほどの綴った【現場的なpH判断】ってどういうことかというと
ネットやAIを使いながら間違いが無いように作成しているのですが、
水垢は主成分はアルカリ性だが、化学的には炭酸カルシウムの為酸性
など要所要所で誤りを記載してしまいますので、
あくまで【現場的なpH判断】となる旨ご了承ください。
それではご家庭でよく出る汚れを分けさせていただきます。
酸性の汚れ
油汚れ
食べこぼし
皮脂汚れ…etc
アルカリ性の汚れ
水垢
ヤニ
コケやカビ…etc
大きく分けるとこのようになります。
…あれ?
【キッチンには酸性汚れが多くお風呂にはアルカリ性汚れが多いのか】
という形で問題ございません。
もちろん、シンクは基本的に水を流しますので油汚れだけでなく、
水垢も多くあると思います。
どこにどれを使う?
私たちのように【洗浄のプロ】は様々な洗剤を使用しておりますが…
市販洗剤でそのようなことはできません!
ここからは市販のところで言うと…。
・浴室の水垢・石けんカス(アルカリ汚れ) → 酸性洗剤(クエン酸など)
・キッチン・共用部床の油汚れ (酸性汚れ)→アルカリ性洗剤(セスキ炭酸ソーダなど)
・手すり・ドア・ガラスなど →中性洗剤(食器用・多目的タイプ)
一概に言い切れないものになりますが、大枠上記の考えで問題ございません。
図にまとめましたので、ご参考にされてください。
見分け方
洗剤のパッケージには必ず「液性」が表記されています。
「液性:酸性」「液性:弱アルカリ性」「液性:中性」など。
成分表示を見るだけでも、ある程度判断が可能です。
▼ 成分からの見分け方(例)
・酸性系 … クエン酸、塩酸、スルファミン酸など
・アルカリ系 … 炭酸ソーダ、セスキ炭酸ソーダ、水酸化ナトリウムなど
・中性系 … 界面活性剤中心(食器用・多用途洗剤など)
▼pH表記がある場合
・pH 0~6 … 酸性
・pH 7 … 中性
・pH 8~14 … アルカリ性
※注意点※
今まで洗剤のメリットばかりお伝えしましたが、
いくつか分けてデメリットをお伝えします。
使用禁止箇所(一例)
酸性洗剤は水垢や尿石除去に効果的ですが、
※大理石やコンクリートには使用厳禁です!
逆にアルカリ洗剤は油に強い反面、
※ワックス面や木材に長時間使うと変色・白濁を起こすことがあります!
どちらにせよ予期せぬ箇所に洗剤が付着した場合は
すぐに拭き上げて水洗いをされてください。
極力手袋を使いましょう
理科の授業だったかな…
塩酸はものを溶かします
と授業で言われたことはないでしょうか?
塩酸と言っても色々あるのですが、pH値が0~2です。
それが物を溶かすレベルになるのですが
ある程度薄まっているから大丈夫と言えるでしょうか?
脅しではないですが、濃ゆい洗剤を素手で使うと
ぬめぬめになり…
水で洗っても落ちた感じがせず…
乾いたら皮がパリパリになります…
こちらは経験談です!
ぜひ手袋を!
洗剤はしっかり流す!(ふき取る!)
洗剤は放置すると後が残ります
色が薄くなったり、クリアな部分が曇ったりします。
必ずしっかり水流し、水拭きを行いましょう!
また、誤って使用予定外の場所に洗剤がかかったときもすぐに
水流し、水拭きを行ってください!
まぜないように
初回記事のリンクを最初に貼りましたが、まぜるな危険はほんとに危険です!
ぜひ一度お読みください。
また、まぜるな危険以外でも、基本的にはまぜることはメリットよりデメリットが多いので
まぜないようにすることをお勧めします。
それも踏まえて清掃後はしっかりと水流し、水拭きをして行ってください!
まとめ
ながながと綴ってしまい申し訳ございません。
私がお伝えしたいことは
※適材適所の洗剤を使う!
※洗剤はまぜない!
※洗剤を放置しない!
※しっかり拭き上げる!
ということです!
大事なご自宅の物を掃除のときに失敗しないよう
十分ご注意ください。
そしてなにより、
【こまめな掃除】
これが一番大事なことになりますね!
次回の記事は清掃道具の事にしようと思っておりますので、
ぜひご閲覧よろしくお願い申し上げます<m(__)m>

川辺航
川辺 航(カワベ 航)
福岡県出身
入社以来4年ほど清掃部門に携わり、今年の1月より排水設備関連の業務に携わっております。
このブログをご覧いただいた皆様が『そうなんだ!』『やってみよう!』と思える記事にできればと思っております。
保有資格:マーチング検定2級

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