災害発生（停電時）に水供給停止・・・どうする？？

いつもご購読ありがとうございます😀

ホームライフ管理　神奈川支店の堀内（ほりうち）でございます！！

ゴールデンウィークもあっという間に明けてしまいましたが、

皆様お休みは楽しめましたでしょうか？

新型コロナウイルスも落ち着いてきて、少しづつ旅行やショッピング・アミューズメント等に

も足を運び楽しい思い出が作れたという方も多いのではないでしょうか😁

連休明け仕事や学校に行くのが大変ですが、頑張りましょう♪♪

さて、前回の投稿では地震発生時にガス停止時の対処方法について、

ご紹介させていただきましたが、今回も重要なライフラインの一つでもあります、

“水”が供給停止となってしまった場合の対処方法についてご紹介させていただきます！！

マンションの水の供給方法

　多くのマンションでは、給水ポンプ等を作動し、各住戸に水を送り込んでいます。

　マンションの給水方式には色々と種類がございますが主な給水方式についてご紹介させてい

　ただきます。

【主な給水方式一覧】

①受水槽方式

　水を貯める受水槽から加圧ポンプで直接各住戸に給水する方式です。

　この方式では停電で加圧ポンプが動かないため、受水槽に貯められた水を各世帯に給水でき

　ず、1階から最上階まで各部屋の蛇口から水は出なくなります。

②受水槽＋高架水槽方式

　受水槽から高架水槽に揚水ポンプで水を揚げてから各住戸に給水する方式。

　停電の場合、高架水槽に水を揚げるポンプは動きませんが、受水槽の水についてはさきほど

　の受水槽方式と同様使用することができます。

　また、高架水槽からは、自然落下で各世帯へ水が給水されますので、タンク内に水がある限

　りは、水を使用することができます。

③高架水槽方式

　受水槽はなく、揚水ポンプで高架水槽に水を揚げてから各住戸に給水する方式。

　受水槽＋高架水槽方式と同様で、自然落下で高架水槽の水は使用できますが水槽内の水がな

　くなり次第使用できません。

④直結増圧給水方式

　受水槽や高架水槽を設けず、給水管に増圧ポンプを直結し、各住戸まで直接給水する方式。

　下の階は、給水本管からの水圧で使用できる場合がございますが、マンションごとに異なり

　ます。

⑤直結直圧給水方式

　給水本管の水圧を利用して直接各住戸に給水している方式。（低層マンションが多い）

　ポンプを利用しないので、通常通り利用できます。

停電時の生活水の確保について

　昨今では災害（断水）に備えて、ペットボトルの水を何本も備蓄しておいたりと、

　いろいろな備えをなさっている住戸も多いのではないでしょうか。

　先にマンションの給水方式についていくつかご紹介しましたが、いざ停電し給水されなくな

　ってしまった際の水確保の一例をご紹介させていただきます。

◆受水槽からの取水

　①受水槽への給水管に、蛇口をつける。

　②受水槽に直接、蛇口をつける。

　③タンクの水を排水する際に使うドレン管に蛇口つける。

　こんな方法で水を取水することが可能なことがございます。

◆散水栓や立水栓からの取水

　受水槽がなくポンプ方式のマンションでも、マンションの周りにある散水栓や立水栓からも

　水を取り出すこと　ができます。

　散水栓や立水栓は、ほとんどのマンションで設置されていることが多いです。

🌷🌷まとめ🌷🌷

皆様もご存知のとおり、災害（停電）はいつ起こるかわかりません、そのための備えはとても

大切なことです。

前々回・前回投稿いたしましたが、ライフライン（電気・ガス・水）の確保は必ず必要です。

皆様がお住まいのマンション（管理組合）では、災害時の対策は検討されておりますでしょう

か。個人での備えは勿論ですが、マンションという共同住宅を生かしての対策も可能であるか

と思います。

是非今一度ご自身のマンションの災害意識の向上および対策を管理組合や管理会社と一緒にな

ってより災害時に強いマンションになるよう検討いただければと思います。

弊社では多くのマンションを管理させていただいており、様々なノウハウがございますので、是非お気軽にご相談いただければと思います。今後ともよろしくお願いいたします♪

プロフィール
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堀内敏弘

ホームライフ管理株式会社
神奈川支店　マンション管理三課
堀内　敏弘（ほりうち　としひろ）

神奈川県出身。
社会人生活、新卒では不動産仲介業者に入社し約５年間携わり、その後、マンション管理会社に転職し約１２年間フロント担当を経て、１年弱ではありましたが２０２３年４月まで、分譲マンションの管理会社変更を検討している管理組合様のお手伝いをする営業担当をおこなっておりました。

２０２３年５月からは神奈川支店に異動となり、改めてフロント担当者となります。フロント担当・リプレイス担当として培ってきた管理会社・管理組合様両方の視野・視点を活かし、現在だけでなく将来にわたって“しあわせな生活”を送っていただくために、画一的な『管』理だけでなく、お客様起点での住生活サービスの向上を提案・提供することをモットーとしております。

気になる・読みたいブログを発信できればと思いますので、よろしくお願いいたします。　