インターネット対応マンションのネット接続問題について

梅原慎太郎 梅原慎太郎

こんにちは、あなぶきハウジングサービスの梅原です。
私の記事では、マンションとインターネットに関する記事を中心にお伝えさせていただきます。

今回は「インターネット対応マンションのネット接続問題」とその解決法についてご紹介させていただきます。

 

インターネット対応マンションとは

インターネット対応マンションは、マンション共用部まで1本の光回線を引き込んでから、各住戸にインターネット回線が配線されており1本の光回線をマンションの入居者が共有して利用していることになります。
※各住戸への配線は、光配線方式、LAN(イーサネット)方式、VDSL方式など、マンションの設備により異なります。
マンションのインターネット環境については、こちらの記事をご確認ください。

マンションのインターネット環境・ネット回線の違いについて

 

通常のインターネットの利用については、特に問題がありませんが、インターネット回線を共有で利用することでいくつかの問題が出てきます。

ここで、一つ質問です。携帯電話の回線はサクサクインターネットができるのに、家に帰ってWi-Fiをつなげると急に遅くなる。こんなことはないでしょうか?
単純にマンション内のインターネット回線が混在して速度低下が起こっている可能性もありますが、インターネット対応マンション特有の問題が発生している場合があります。

 

では、基礎知識を確認し、問題の原因と解決策について確認していきましょう.

インターネットに関する問題は、どうしても専門的な内容となり解かりづらいところも多くなってきます。
また、通信障害も多岐にわたり解決策も無数にある為、あくまでも可能性の一つとして確認ください。
IPアドレスとルーターの説明をいたしますが、次の「基本知識:IPアドレスとルーター」は、読み飛ばしていただいて大丈夫です。

 

基礎知識:IPアドレスとルーター

インターネットを使用するには、IPアドレスという番号が必要になります。このIPアドレスは、インターネットに接続する機器(パソコン、スマホ、等)の住所に当たる番号になります。

プロバイダと契約を行うとグローバルIPアドレスという世界に1つだけのIPアドレスを1つ(場合によっては数個)割り当てられ、このIPアドレスを使ってインターネットを使用します。
ただ、1つのIPアドレスだけでは、1つの機器(パソコン等)だけしかインターネットに接続できません。これでは、非常に不便ですのでルーターという機器を使います。

ルーターを使うことで、プライベートIPアドレスという限られたネットワークの中で利用できるIPアドレスを割り当てすることができます。
これで、1つのグローバルIPアドレスで、複数の機器でインターネットが使用できるようになります。例えるとグローバルIPアドレスが電話の外線、ルーターは電話の内線を割り当てる機器ですね
また、多くの家電量販店などで販売されている無線ルーターを使用することでWi-Fiが使用できるようになります。

 

インターネット対応マンション特有の問題

では、インターネット対応マンション特有の問題とその解決策について確認していきましょう。
下の図は、LAN(イーサネット)方式を採用しているマンションのイメージ図になっています。

2重ルーター問題

スマートフォンが普及し、一人一人がインターネットを使うようになった現在では、ルーターはインターネット利用の必須の機器と言っていいでしょう。
スマホ代の節約等、インターネットを接続している家庭では、無線ルーターを設置している家庭が多いのではないでしょうか。

さて、ここで本題の問題ですが、インターネット対応マンションでは、「ルーターの2重問題」が発生している場合があります。

ルーターは、プライベートIPアドレスというIPアドレスの割り当てを行いますが、それが同じネットワーク(お部屋)に2つあるとどうなるでしょうか。
ルーターのIPアドレスの割り当ては、自動で割り当てを行う(設定等で個別割り当て可)ため、2つ以上のルーターがあると接続先が複数になり、パソコンやスマホがどこにつながって良いのかわからなくなります。
通信速度の低下や接続不可、無線機能のルーターであれば、電波干渉も発生してしまいます。

インターネット対応マンションの場合、共用部にルーターが設置されている場合があり共用部のルーター、宅内の無線ルーター等で意図せずに2重ルーターの状態になっている可能性があります。
※マンションのインターネット環境(共用部のルーター設置など)については、プロバイダやマンション管理会社、仲介会社等に確認してください。

2重ルーターの解決方法

2重ルーター状態を解消するには、ブリッジモードもしくはAP(アクセスポイント)モードという機能を使います。
最近のルーターならほぼ全ての機器にこの機能が搭載されていますので、この機能をNOにしてください。

そうすると、ルーターのIPアドレスの割り当て機能がOFFになり、HUB有線LAN接続・Wi-Fi機能のみを使用することができます。

設定方法はお持ちの機種の説明書をご確認ください。
※ルーターそのものにスイッチ(背面等)がついており、スイッチON・OFFで切り替え出来る機種もあります。

【参 考】
ルーターの電源を切り(アダプターを抜き)、ルーターの側面(背面)などにあるモード切替スイッチをBR(ブリッジ)又は、AP(アクセスポイント)に変更してください。

変更後、電源を入れ(アダプターを差し込み)インターネット接続を行ってください。※写真の機種は、RT=ルーターモード、BR=ブリッジモード、CNV=子機(中継)モードになっています。

無線ルーターの電波障害と解決策

近年スマートフォンの普及でルーターの多くは、無線ルーターとなっておりWi-Fi機能が搭載されております。電波が強力なものも多く販売されています。

1棟のマンションで全く同じ機種が複数台利用されることもあるでしょう。そうすると電波干渉により通信が不安定になることがあります。戸建ての場合あまり意識する必要もありませんが、マンションなどの集合住宅の場合は、無線ルーターの電波干渉により速度低下や通信障害が発生する場合があります。

電波干渉は周波数の切り替えにより解決する場合があります。こちらもお持ちの機種の説明書をご確認ください。※自動で切り替わる機種もあります。

 

まとめ

インターネット対応マンション特有の問題について確認しましたが、いかがだったでしょうか。

インターネット対応マンションは、メリット・デメリット両方あり、特有の問題も発生してきます。
接続環境はどうなっているか、発生している障害は何が原因なのか、十分確認してストレスのないマンションのインターネット環境で過ごしてください。

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梅原慎太郎

梅原慎太郎

あなぶきハウジングサービス イノベーション戦略本部
梅原 慎太郎(うめはら しんたろう)

通信・IT業界を得て、現在は不動産業界に従事。
入社後、分譲マンションの管理担当を経験し、現在は、入居者様に快適な生活 をご提供するサービス開発・企画等を行う部署に所属しております。
みなさまに少しでも快適な生活を送っていただけるような情報を発信していきます。
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