リフォームの分離発注

リフォーム箇所ごとに依頼する会社は変えられる?分離発注のメリット・デメリット

リフォームガイド公式

こんにちは、リフォームガイドコンシェルジュの伊藤です。

リフォームガイドは、あなぶきハウジンググループが運営するリフォーム一括見積もりサイトです。リフォームを検討しているお客様から様々なリフォームのご要望をヒアリングして、内容や状況に合ったリフォーム会社をご紹介するのが、私たちコンシェルジュの仕事です。

リフォームガイド紹介

日頃、多くのお客様へリフォーム内容についてヒアリングをしていると、「施工箇所ごとに依頼する会社を変えても良いのか」というご質問を時々いただきます。
「〇〇はA社が安い・・・。しかし△△はB社の方が・・・」というように、施工箇所と金額によってはどの会社に依頼をするべきか迷ってしまうこともあるでしょう。

結論、施工箇所ごとに依頼する会社を変えることは可能です。これは「分離発注」という1つの依頼方法であり、より良い工事をより安く行うことができます。しかし、それ相応のリスクが存在することも事実です。今回はそんな分離発注について、メリット・デメリットも含めて解説いたします。

分離発注とは?

リフォームの依頼方法は基本的に「一括発注」という方法になります。リフォームの内容・箇所を問わず全ての工事をリフォーム会社へ依頼し、その依頼を受けたリフォーム会社が工事内容ごとに別の業者へ発注を行う、一般的な発注方法です。

<一括発注>
リフォーム一括発注

そして分離発注とは、依頼主自らリフォーム箇所ごとに別の業者へ直接依頼をすることを言います。

<分離発注>
リフォームの分離発注

一括発注と分離発注の簡単な違いは「リフォーム会社を通すか通さないか」という点にあり、これにより大きなメリットとデメリットが生まれます。次の項目で詳しく説明します。

分離発注のメリット

[1]価格を抑えられる

分離発注の最大のメリットは、価格が安くなることにあります。リフォーム会社を通さないということは、リフォーム会社と施工業者の間で発生する中間マージンが無くなり、その分費用を抑えることができます

また一括発注では、リフォーム会社からすべての工事内容がまとめられた見積書を受け取ることになりますが、分離発注の場合は依頼をしたそれぞれの業者から見積もりを受け取ります。これにより、施工箇所ごとに最安値の業者を選ぶことができ、更なるコストダウンに繋がります。

[2]施工業者と直接やり取りができる

実際に工事を行う業者と直接のやり取りとなるため、意思疎通が図りやすく、要望したリフォームと違うなどのトラブルを防ぎやすくなります
他にも、工事の進捗状況を常に把握できたり、質問や確認事項に対する回答をすぐに得られたりなど、様々なメリットがあります。

このように、魅力的なメリットを持つ分離発注は、依頼先を上手く選べば2~4割ほど価格が安くなることも。しかし当然良いことばかりではありません。分離発注にはそれなりのデメリットも存在します。

分離発注のデメリット

[1]現場監督を自分で務める必要がある

一括発注の場合、工事の現場監督はリフォーム会社が務めます。しかし先程説明した通り、分離発注ではリフォーム会社がいません。ということは、依頼主が現場監督となる必要があるのです。

この現場監督はスケジュールの管理を行うだけという簡単なものではありません。それぞれの工事の具体的な工程を知り、それに基づいて各業者の日程を調整したりなど、それなりの専門知識と調整対応が必要となってきます。

[2]トラブルを解決しなければならない

リフォームを行っていると、工事工程の遅れや施工不備といったトラブルが発生することがよくあります。1社でも工事が遅れてしまうと、他社の工事日程も組み直さなくてはならない場合もあったりします。
一括発注であればリフォーム会社が対処するので任せておけば問題はありませんが、分離発注では現場監督である依頼主自身が対応していかなければなりません。

[3]追加費用が発生するケースもある

同じ箇所の工事を複数社に依頼する場合、追加で費用が発生してしまうケースもあります。例えばキッチンのリフォームを行うとして、本体交換をA社に、壁や床の張替えをB社に依頼したとしましょう。
A社の本体交換が終わった後、B社が張替え工事に取り掛かったが、その最中にA社の施工漏れが見つかり両社ともやり直すこととなった…といったことが起こった場合、B社に非はないのでやり直しの分の費用を追加で支払うことになってしまいます。勿論、原因であるA社に負担をしてもらうのが筋ではありますが、状況によっては費用負担を巡って揉めてしまうことも…。

上記の通り、現場監督を務めるにはそれなりの覚悟と責任が必要となってきます。

まとめ

今回は分離発注について解説しました。リフォームをするにあたり、やはり一番気になるのは価格でしょう。その価格においてかなりのコストダウンを狙える分離発注ですが、それなりの責任と覚悟が必要であることはご理解いただけましたでしょうか。

分離発注は、建築の知識を持っていない方にはあまりおススメできないのが正直なところです。価格ももちろん大切ですが、それだけで会社や依頼方法を決めてしまうと、かえって損してしまう可能性も十分にあり得ます。自分に合ったリフォーム会社を選ぶようにしましょう。

リフォームガイドでは、全国から厳選された優良リフォーム会社から、あなたのリフォームにぴったりの会社をコンシェルジュが選んで相見積もりを手配いたします。手間なく無料で要望に沿った内容の相見積もりを取ることができますので、お気軽にご相談ください。

リフォームガイド紹介

The following two tabs change content below.

リフォームガイド公式

「リフォームガイド」コンシェルジュチーム
------------------------------
あなぶきデジタルサービス リフォームガイド事業部

リフォームガイドは、「あなぶきデジタルサービス」が運営するリフォームの無料一括見積サイトです。
各リフォーム会社の特徴を深くまで理解したプロのコンシェルジュが、お客様一人ひとりに合わせて最適なリフォーム会社をご紹介。「なぜその会社を紹介したいか」という理由まで、コンシェルジュが丁寧に説明することで、納得のリフォーム会社選びを実現します。
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

ブログの読者になる

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。
読者登録はコチラ

最近書いた記事

関連の記事

  • facebook
  • feedly
  • rss
backtotop