あなぶきセザールサポートの生山です。
部屋探しをするお客様から「アパートはいやだ!マンションがいい!」と言われることがあります。そもそも何がアパートで、何がマンションなのか?
今回はマンションとアパートの違いについてお話します。
目次
- 法的に明確な決まりはない!?
- 一般的には構造で区別している
- 部屋探しのときは必ず構造を見る!
- まとめ
法的に明確な決まりはない!?
何をマンション、何をアパートと呼ぶのかについては明確な決まりはありません。法律でも定められていません!マンションもアパートも集合住宅というジャンルになります。(意外ですよね…)
ちなみにアパートもマンションも和製英語で、アパートはapartment=集合住宅
マンションはmansion=豪邸の意味合いが強いそうです。分譲マンションはcondominiumと言われています。英語の意味を考えると余計分かりにくくなってしまいますね…。まさに『Why Japanese people!!』 ですね 笑
一般的には構造で区別している
ただ、実態として一般的には区別されています。
不動産屋さんはマンションとアパートの違いについて、大体このように区別しています。
●マンション…鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造など
●アパート…木造、軽量鉄骨造など
もう一度言いますが、明確な決まりはないんです。ないんですが、一般的にはこんな感じで区別しています。
部屋探しのときは必ず構造を見る!
明確な決まりがないので、世の中にはアパートに見えても「マンション」と呼ばれている物件もあります。どう呼ぶかは不動産屋さん、大家さん次第ですので…。
そこで大切なのは構造を見ることです。
一般的にはアパートは遮音性が低く、マンションの方が遮音性が高い、と言われています。
遮音性に関わってくるのは、「マンションかアパートか」ではなく、「構造は何か」です。
鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の物件は木造(W造)や軽量鉄骨造(S造)よりも遮音性が高いです。
では構造はどこを見れば分かるのか?インターネットの物件詳細ページや不動産屋さんからもらう物件資料にも書かれていますが、契約前の重要事項説明書に必ず記載されています。
まとめ
「マンションかアパートか」一般的には多くが構造で区別していますが、今回ご紹介したとおり、明確な決まりはなく、例外物件もあります。
遮音性の部分においては鉄筋コンクリート、鉄筋鉄骨コンクリート造の方が優れていますが、木造や鉄骨造の物件がダメ、というわけではありません。もちろん遮音性のしっかりした物件もありますし、建物の間取りや立地によっても大きく異なります。
マンション・アパートという名称にこだわらず、構造をしっかりと確認して、後悔しないお部屋探しをしてくださいね!
生山 亨
分譲マンションの管理担当(フロント)を経て賃貸仲介・賃貸管理・売買仲介・総務業務を経験。長年やってきた賃貸業務、中でも特に空室の改善、対策は得意分野です。現在は、あなぶきスペースシェアにおいて宿泊事業・マンスリー事業を行っています。
保有資格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・管理業務主任者
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