こんにちは。
あなぶきハウジングサービスの中島です。
前回に続き、賃貸物件の「敷金返金や原状回復費の請求」(以下、「解約精算」と書きますね。)について書いていきます。
賃貸物件を解約する際の最後のお部屋のチェック(一般的に「退去立会い」とか「ルームチェック」と言われますね)ってなんだかドキドキしませんか?
自分が住んでいたお部屋をチェックしてもらいながら、「丁寧に使ったつもりだけど、費用を請求されたりするのかな」とか「どこをチェックしているのかな」と、どんどん不安になってしまいますよね。
今回はこの【解約時のお部屋のチェック】について、詳しくみていきましょう。
前回の記事もリンクを貼っていますので、是非ご覧ください。
不動産屋さんはお部屋のどこをチェックしているの?
賃貸物件を解約するときには、「鍵の返却」と「お部屋の確認」のために不動産会社のスタッフがお部屋に来る(場合によっては大家さんが来ることもあります)というのが一般的です。この際、彼らはいったいどこをチェックしているのでしょうか。
煙草を吸っていないか?
煙草を吸っている場合、壁紙の張り替えやヤニ汚れの清掃が必要になったりと原状回復工事のボリュームも大きくなりますので、喫煙の有無はしっかりチェックしています。チェックしに来る不動産屋のスタッフが喫煙者だったため、煙草の臭いに気付かずに指摘されなかったという話もあったりします(笑)
ペットを飼っていないか?
ペットの種類にもよりますが、壁紙や建具に傷や汚れそして動物臭が生じることも多いため、ペット飼育の有無もチェックしています。そもそも賃貸物件ではペット飼育が禁止されている物件が多いのですが、内緒でペットを飼育しているケースでは、高額なリフォーム費用の請求になりかねませんので、絶対におやめください。
穴、落書き、カビがないか?
喧嘩で殴って穴が開いている、お子様が落書きしている、カビが生じているといったものは、通常の使用とは判断されませんので、こういったものが無いかをチェックしています。
備品の有無について
「大家さんが設置していたエアコンを残してくれているか?」とか「入居者さんの物が残っていないか?」という点を確認しています。引越作業の当日はどうしてもバタバタとしがちですので、残していくエアコンのリモコンだけを新居に持っていってしまったり、収納棚の中に運び忘れた荷物が残っていたということはよくあります。
設備機器の作動確認について
賃貸物件では、大半の場合が次の入居者募集をしますので、新しい入居者の方が入居する際に設備の調子が悪くて困らないように、「お湯の出が悪くなかったですか?」とか「ガスコンロはちゃんと点火していましたか?」という点についても、これまで住んでいた入居者の方にヒアリングいたします。
まとめ
今回は、解約時のお部屋のチェックについてでしたが、いかがでしたでしょうか。
もうこれで、不動産屋さんがお部屋をチェックしている間も、堂々としていられますよね?(笑)
次回の記事では、いよいよお部屋を退去する際の出費を減らすにはどうすれば良いかについて、ふれていきたいと思いますので、ご期待くださいませ。
中島英喬
中島 英喬 (なかじま ひでたか)
高知県出身 2007年入社
オーナー様からの依頼をいただき、賃貸マンションの入居者様募集や建物管理の業務を担当しています。
入社して10年超が経過しますが、いまだに初めての業務に携わることも多く、勉強勉強の毎日です。
読んでいただいた方に、少しでもお役にたてる文章を心がけていきますので、よろしくお願いいたします。
保有資格: 管理業務主任者、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士
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