あなぶきハウジングサービスの生山です。今回はお部屋や不動産の面積や広さについて、スッキリと理解していただきたいと思います。
よくマンションのチラシなんかには「全室80㎡超!!」とか書いてますよね。
「㎡」という単位がでてきます。
ところが一戸建てや土地だと「坪」で表記したり、賃貸マンションとかだと「10帖以上の部屋でなきゃイヤだ」と「帖」を使ったり、いまいちピンとこない方も多いのではないでしょうか。
ということで、今回はなんとなくでも広さの感覚が分かるようにしましょう。
㎡(平方メートル、平米、へいべい)
まずは㎡です。業界のひとは「へいべい」と言いますが、平方メートルのことです。主にお部屋の面積を表すときにパンフレット等に記載されています。
当たり前ですが、1㎡=1メートル×1メートルです。
畳1帖が約1.65㎡といわれています。6帖の部屋が10㎡くらいですね。1Kやワンルームのマンションですと10㎡台だとやや狭い、20㎡台だと普通、30㎡台だとやや広いという感じです。
(一概には言えませんけどね…)
ちなみに部屋を㎡で表記しているのは専有面積といってお部屋の中の面積です。
基本的にバルコニー面積は別表記されます。専有面積といって記載されているのは壁芯(へきしん)面積といって、柱や壁の厚みの中心線から測った床面積のことです。
壁芯面積は柱と壁の厚みの半分も入った面積だということを覚えておきましょう。
坪
「坪(つぼ)」は一戸建てや土地の売買でよく使われます。
1坪が3.3㎡(正確には3.30578㎡)、畳約2帖分です。
100㎡の土地は3.3で割って約30坪(100㎡÷3.3=30.3…坪)ということです。
(逆に㎡を坪に換算する時は0.3を掛けると覚えた方が分かりやすいと思います。この場合だと100㎡×0.3=30坪、ですね)
100坪の土地といえば100坪×3.3で330㎡の土地ということです。
“坪は㎡の30%くらい”と覚えておきましょう。
帖
最後に「帖(じょう)」です。「帖」は「畳」とも表記されますが、どちらも大きな違いはありません。
基本的に和室は「畳」洋室は「帖」で表記することが多いようですね。
繰り返しになりますが、1帖は約1.65㎡、約0.5坪です。10帖の部屋は16.5㎡、約5坪ということですね。
余談ですが、畳にはいろんな種類があってサイズも様々です。「中京間」と呼ばれるものが約1.65㎡です。
畳はすべて1畳1.65㎡ではありません…
・京間 (1.82㎡)
・中京間(1.66㎡)
・江戸間(1.55㎡)
・団地間(1.45㎡)
まとめ
不動産の広さを表す単位で代表的なものには主に「㎡」「坪」「帖」と3つがありますが、一番ピンと来るのは「帖」ではないでしょうか。1帖が1.65㎡、2帖が3.3㎡で1坪です。
1㎡=0.3坪(1m×1m)
1坪=3.3㎡(畳2枚分)
1帖=1.65㎡/0.5坪(畳1枚分)
スッキリ…とはいかないかもしれませんが、これが分かっていれば大体広さの感覚を掴むことができると思います。
不動産のチラシを見て、「あ、この家は20坪だから66㎡くらいだな…」とか「10帖といったら16.5㎡くらいだな…」とか常日頃から考えていると広さの感覚がスッキリと理解できるようになってくると思います。
生山 亨
分譲マンションの管理担当(フロント)を経て賃貸仲介・賃貸管理・売買仲介・総務業務を経験。長年やってきた賃貸業務、中でも特に空室の改善、対策は得意分野です。現在は、あなぶきスペースシェアにおいて宿泊事業・マンスリー事業を行っています。
保有資格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・管理業務主任者
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