あなぶきスペースシェアの三輪です。
これまでは当社が運営している民泊のご紹介をしてきました。
今回は、ちょっと趣向を変えて、“初めて民泊に泊まる方(いわゆるゲスト)”にお伝えしたい、知っておいていただきたいことをご紹介したいと思います。
幸い、今まで私たちが民泊施設を運営している中で、ご宿泊いただいたお客様から「大きなトラブルにあった」という声は聞きません。
ただ、「初めての民泊宿泊で困った…」ということがあるのかもしれないな、と思います。
私が実際にゲストとして民泊を利用するときに注意して確認しているポイントを5つにまとめてみましたので、これから民泊を利用してみようと考えている方に少しでもご参考になれば嬉しいです。
【1】セキュリティとプライベートが確保できるお部屋か?
ホテルや旅館と違って、民泊には色々なタイプの施設があります。マンションの一室を貸切にしたり、一軒家を貸切にしているタイプだと玄関の鍵が付いていることが多く、割とセキュリティがしっかりしているので安心ですよね。
ただ、“ホスト(運営者や家主)同居型”だったりシェアルームのように“他グループの方と共同で使うような施設”だと、自分のプライベート空間に鍵がかからないこともしばしばあります・・・ので、どういうタイプのお部屋なのか、プライベートが確保できるのか、をしっかりと確認しておくことをお勧めします!
【2】アメニティ・設備・備品
これもホテルと大きく違うところですね。ホテルだと当たり前に揃っているアメニティ(歯ブラシやくし、タオル、パジャマ、おふろセット一式等)も民泊だとそうとは限りません。「これはあるけど、あれがない!!・・・」という事も多く、現地で調達しなければいけなかったものもあります。
実際に私が京都の民泊を利用した時には「パジャマ」がなくて、近くのお店を探して回るという悲しい経験をしました・・・
ですのでアメニティは事前に確認しておきましょう。また、インターネットの環境が整っているかどうかも、事前にホストや運営会社に確認しておいた方が良いポイントです。(もちろんインターネットで募集サイトに書いてあることもあります。)フリーWi-Fiがあるかないか、容量に制限はないか、など、滞在中に困らないようにしたいですね。特に、ビジネス目的での利用の場合はインターネット環境が無いと仕事にならない・・・という事もあると思います。事前に確認しておきましょう。
中には滞在中に持ち歩けるポケットWi-Fiを貸してくれるところもありますよ。
【3】チェックイン・チェックアウトの方法(入室方法)
ホテルであれば、まず迷ったり間違ったりすることが少ないであろう『チェックイン』。
ところが、これも民泊ですと施設やホストによってチェックイン方法がバラバラです。当社でも、『ホテルのフロントでチェックイン』、『コンビニに設置しているIT端末でセルフチェックイン』、『施設近くのタクシー会社さんや不動産屋さんに委託してチェックイン』等、複数の方法を採用しています。
他にも、ホストが直接鍵を渡す場合や、現地で暗証番号を入力して自分で開錠するなど本当に千差万別です。
「鍵をもらってから宿泊施設まで歩いていけない距離」というところもありますので、しっかり確認しておきましょう。
また、ホストによってはチェックイン前とチェックアウト後の荷物預かりのサービスもありますよ。
それと、宿泊施設への行き方も確認をしておくことをおすすめします。
民泊はホテルのように目立つマークや目印がないことも多いです。住宅街の中にあるものもあり、宿泊施設の場所を見つけるのに少し手間取ることがあります。
民泊に初めて泊まる人は、インターネットやガイドマップ等であらかじめ行き方を下調べしておきましょう。
【4】料金・支払方法
民泊は宿泊料以外にも、「清掃料」、「サービス料」などが発生する場合があります。これはホテルの場合でも同様のことが言えますので、予約の時に『総額がいくらになるか』を確認した上で予約をするようにしましょう。
また、民泊は現地での支払いができないことが多いです。オンラインカード決済での支払方法のみということが多々ありますので、これについてもよく確認してから予約しましょう。なかには、“支払を忘れていて、当日行ってみたら予約がキャンセルになっていた・・・”ということもあるようです。
【5】ホスト(オーナー)が在宅かどうか、困った時の連絡先
民泊の中にはホスト在宅型、いわゆるホームステイのようなタイプの施設もあります。あらかじめ、自分が泊まりたい施設はどうなのかを確認して予約しましょう。中には現地のホストとのコミュニケーションを楽しみたい方もいると思います。そういう方は、ホスト在宅型の施設を選ぶといいですね。
あと、ホテルであれば「何かあればフロントに言えばなんとかなる」ということが多いです。しかし、民泊でホスト不在型の施設の場合、何かあった時の連絡先をしっかり確認しておかないと何かあった時にとても困ります。電話がつながるのか、メールでのやり取りになるのかもチェックしておくといいですね。また、中には運営会社に依頼しているホストもいますので、『緊急の窓口』をしっかりと確認しておきましょう。
※私が民泊運営をしている中で、意外とよくあるトラブルが“室内の電球切れ”です。民泊ですと電球のストックやタオルのストックなどがクローゼットや収納棚、リネン庫に保管されていることがあります。また、早朝・深夜の場合は「なかなかホストと連絡がつながらない」ということもあるかもしれません。チェックインしたら、まず部屋に問題はないか最低限の確認をしておくことがポイントです。
まとめ
いかがでしょうか?少しでも参考になりましたでしょうか?
はじめての民泊で宿泊中に何か困ったら、まずは部屋に置いてある『ハウスマニュアル』を読んでみてください。
また、分からない事や気になる事、不安な事は予約前にしっかり確認して、それでも分からないことは質問しておくといいかもしれません。民泊は問い合わせの質問の返答が早いことが多いです。案外すぐ解決するかもしれません。ぜひ不安を払拭して、ホテルや旅館とは一味違った“初めての民泊”で良い旅をしてみてくださいね!
三輪有香
島根大学卒業後、2009年に入社しました。賃貸物件の仲介営業に4年間従事し企画室へ。1年半の産休・育休を取得後、賃貸事業部に復帰しました。2018年2月1日にあなぶきスペースシェアの設立と共に現在の会社へ。初めて触れるシェアリングエコノミー事業ですが、七転八起で頑張ります。保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、福祉住環境コーディネーター2級
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