マンション管理員の指導・研修を行っている岡田です。
今回は今年度の管理員現地研修の内容について紹介させて頂きます。
管理員の現場研修では掃除の基本掃き掃除と拭き掃除を毎回行っています。
今回はそれぞれの掃除についてもう1歩踏み込んだ研修を行います。
目次
- 刷毛の使用方法(掃き掃除)
- 面格子の拭き方(拭き掃除
- タオルのしぼり方
- まとめ
刷毛(ハケ)の使用方法
掃き掃除について、ほうきの種類・掃き方について研修では毎回説明をしていますが、実際の現場はほうきだけでは全てのホコリ等を取り除くことは出来ません。
そこで役に立つのが刷毛です。今回は刷毛をどこで使用するかを研修資料で説明していきます。
階段の側溝は自在ほうきで掃けません。刷毛の小を使って掃いて下さい。
廊下の側溝については自在ほうきを斜めに使用することで掃けます。ドレイン廻りに刷毛は使用します。
手摺関係は手摺受金具部分がタオルでは拭きにくいので刷毛の使用を勧めています。
壁面突起物(インターポン・掲示板・火災報知盤・コンセントなど)
特に汚れがひどい時などはタオルで拭くと汚れが壁について壁まで拭かなくてはならなくなります。まずは刷毛で汚れを落とすことを勧めています。
意外と掃除されていないのはパイプシャフトの扉の上部です。
エレベーターは溝部分の掃除に刷毛を使用するように指導しています。
消火器についてもタオルで拭くよりは刷毛の使用を勧めています。
以上が刷毛の使用箇所の説明でしたが、全てを必ず刷毛で掃除をして下さいと言うことではありません。タオルでの拭き掃除とのバランスで、清掃効率をアップして行くのが目的ですのでマンション毎に違いはあります。
面格子の拭き方
面格子の拭き方では割り箸を使った窓枠の拭き方についての説明をします。
タオルのしぼり方
研修ではモップのしぼり方の他にタオルのしぼり方も説明します。
タオルにしぼり方があるの?と思いますが、あります。
実際に管理員にはいつものしぼり方との違いを確認してもらいます。
まとめ
掃除は誰にでも出来ますが私達は掃除のプロとしての知識と技術を磨き、安心・快適な住生活を提案し続けます。
次回は「管理員チーム化の取り組み」についてご紹介します。
岡田洋二
分譲マンションは管理員さんで決まる!ライフサポート課では管理員(ライフサポーター)の採用・指導・研修を行っています。清掃は“心”をモットーに、ライフサポート課6名で力を合わせ、ライフサポーターのスキル向上を目指しておりますので、宜しくお願い致します。これからマンション管理員の清掃や指導・研修などの現場に関する情報を発信していきます。
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