はじめて大規模修繕工事をするマンションにお住まいの方へ|重要な5つのポイント

福田 純行 福田 純行

こんにちは、福田です。

先日の西日本の大荒れの天候、大変でしたね。実は私も学生時代は福岡に住んでいたので、ニュースの映像を見て驚いていました。
80年くらいある人生の間には、それこそ色々なことが起きるので、初めて経験することがたくさんありますね。

さて今回は、はじめて大規模修繕工事を行うマンションにお住まいの方必見!マンションの大規模修繕工事についてのお話です。はじめての大規模修繕工事、工事が始まるまでには様々な準備(工事の改修方法検討、資金調達方法、工事業者の選定など)が必要なんですが、今日は”工事着工~完成まで”で重要な5つのポイントをお話します。

大規模

目次

  • 工事説明会には必ず出席しよう!
  • 工事中の防犯対策はどうしたらいいの?
  • バルコニーの片付けはなぜ必要?
  • 工事中、洗濯物はどうするの?
  • 工事中・工事完成のチェックはどうやってするの?
  • まとめ

工事説明会には必ず出席しよう!

着工に際して、事前に工事説明会が開催されますよね?
24時間生活を営むマンションでの工事なので、必ず出席しましょう。出席することで、今後の工事の進め方、工事中の防犯・安全対策などについて詳しい説明を受けることが出来ます。

工事説明会資料が配布されるので、工事完了まで保存しておくことをおすすめします。というのも、工事説明会資料には、工事担当者の連絡先や緊急連絡先、所轄の警察、病院の連絡先など、大事なことがたくさん書かれているのです。万一の時に備えるためにも、工事完了まで保存しておくことが大切です。

また、学童児の多いマンションでは「キッズ用大規模修繕工事説明会」も開催されることがあります。お子様が工事中にケガをしてしまったりしては大変ですよね。
特に不安がある場合は、住民側からキッズ向けの説明会開催を要求してみても良いかもしれません。事故が起きてからでは後の祭りです。工事関係者が最も重要視するところは無事に安全に工事を完了させることで、住民・作業員に対して、工事中の安全を確保することなのです。安全第一ですね。

工事中の防犯対策はどうしたらいいの?

工事中は建物の全周囲に足場が設置され養生ネットと呼ばれる「蚊帳」(かや)みたいなものが張られます。
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ある程度視界はありますが、うっとうしくなるのは否めません。
工事の規模にもよりますが、3~4カ月間続きます。この養生ネットがあることで、足場を通じて第3者がよじ登って上階へ侵入する可能性があるので、防犯対策については様々な方法が用意されています。

その中で一般的なのは窓サッシ用の補助ロックの無償貸し出しです。特にバルコニー側のサッシには設置しましょう。その他には人感センサー付き防犯ライトや、足場内センサービーム設置の機械警備方式などがありますが、工事説明会のときに防犯対策の内容は確認する必要があります。そして外出の際は必ず、補助ロックを施錠するようにしましょう。

バルコニーの片付けはなぜ必要?

意外なことかもしれませんが、バルコニーはマンションの共用部なのです。個人専用で使用可能な共用部と言いましょうか…。

共用部分ですから、工事の対象になります。
バルコニー内の天井・壁の塗装工事や床の防水工事が該当します。当然、工事の妨げになる荷物などは一時移設して、なにもない状態にしておく必要があります。
たとえば、スノータイヤ・スチールロッカー・植木鉢などの片付けが必要になってきますし、なんと、サッシについている網戸さえもはずしておく必要があります。これらの片づけは、各自の負担と責任で行うことになります。これらの個人の専用物は工事業者が勝手に片付けるわけにもいかないので、住民の皆さんの協力が必要ですね。

ただし、エアコンの室外機は特殊な例を除き、工事業者が無償にて一時移設を行ってくれます。工事が可能なように室外機を特殊な架台で持ち上げたり、天井から吊ってある室外機は、緩めた状態で鎖などで吊り下げておきます。
ただし、室内へ伸びている「冷媒管のホース」の長さに余裕がない場合などは、室外機を移動させることが困難なので、一時ホースをはずして室外機を移動させなければいけません。この場合は、有償扱いになるのが一般的です。

このバルコニー内の片付けは、住民の方々にとっては少々苦痛ですが、各戸の協力がないと工事が順調に進まなくなってしまうんですね。

工事中、洗濯物はどうするの?

「工事中の洗濯物はバルコニーで干せますか?」 と不安な方もいらっしゃるかと思いますが、安心してください。
もちろん干せます。大丈夫です。

ただ、毎日干せるというわけではなく、自分の部屋近辺や真上の部屋の工事中には干せない場合があります。
たとえば、バルコニー内の天井や壁の汚れを落とす「高圧洗浄工事」・「天井、壁の塗装工事」・「床の防水工事」・「サッシ廻りのシーリング工事」などの作業の際には干すことができませんし、バルコニーの立ち入り制限もあります。

数日間ですが断続的に不便さを強いられることになってきます。

この洗濯物の干せる日、干せない日のスケジュールが工事用掲示板に掲示されますので、是非確認しましょう。
一般的に○、△、×で表示されます。この場合の△は在宅時は干せますという意味です。
無題

工事中・工事完成のチェックはどうやってするの?

工事中や工事完成後には中間検査、完成検査を行います。
各マンションの管理組合の方針にもよりますが、わたしたちの大規模修繕工事時の検査は、基本的に住民参加型のスタイルをとっています。普段見たことのない屋上や足場がないと見ることのできない箇所が多くありますので、住民の方にも(理事会・修繕委員会の確認だけで済む場合が多い)参加していただいています。快晴の日の屋上からの眺望は一見の価値あり(?)ですよ。
検査そっちのけで富士山やスカイツリーをバックに記念撮影する方もいらっしゃいます。

高所恐怖症の方は無理かもしれませんが、慣れない足場に上がってヘルメットをかぶり、建物の周囲を確認しながら幅30センチの足場板の上を歩いていきます。最近は女性の方でも果敢にチャレンジされています。

気になる箇所は遠慮なく工事関係者に尋ねましょう。皆さんの大切な資産ですから!

 

まとめ

以上、簡単な内容の説明でしたが、”工事着工~完成まで”の重要な5つのポイントはお分かりいただけたでしょうか?
大規模修繕工事は、約10~14年ごとに行う居住者・管理組合にとって最大のイベントですので、工事開始前の説明からしっかりと見守ることが必要ですね。

 

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福田 純行

福田 純行

あなぶきセザールサポート 匠事業部:福田 純行(ふくだ よしゆき)
前職の設計事務所時代に手掛けた設計・監理物件は北海道は北見市から南は長崎の佐世保市まで。今となってはとても懐かしい。現在は主にマンションの大規模修繕工事に関するコンサルティング(大規模修繕工事の改修設計・長期修繕計画(案)の作成等)を担当。人が住むマンションのストーリーを一つずつ守るのが役目です。
目指せ、「チェンジ・ザ・ワールド」・E.クリプトン・・・・グルーブな仕事を
皆さんのために。
有資格:一級建築士
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