宅配ボックスのトラブル事例と更新の際の３つの注意点

こんにちは、三原です。

今回は宅配ボックスに関する情報をご紹介します。

1.宅配ボックスのよくあるトラブル事例
2.更新の際の３つの注意点
3.まとめ

1. 1.宅配ボックスのよくあるトラブル事例
- 1.1. 同じボックスがいつも埋まっている
- 1.2. 子供たちの遊び場所になってしまっている
2. 2.更新の際の３つの注意点
3. 3.まとめ

1.宅配ボックスのよくあるトラブル事例

社会人になって一人暮らしを始めた方も多いと思います。社会人になると平日にネットショッピング等で買った荷物等を受け取るのは難しいですよね。そのようなお悩みを解決してくれる設備が宅配ボックスです。
宅配ボックスの第1号機は30年以上前に設置されたと言われています。その後1990年台後半より普及が進み、一定規模以上の新築マンションでは標準的な設備になっていて、ある不動産関連サイトによりますと「管理費が高くなっても欲しい設備ランキング」でもTOP3に入っています。
そんな宅配ボックスですが、皆様がお住まいのマンションでもこんなトラブルはありませんか？

同じボックスがいつも埋まっている

偶然同じ番号のボックスが連続して使用されている可能性もありますが、日常的に家族間の荷物の受け渡しで利用（お子さんのおやつが入ってるなど）している場合もあります。対応策としては使用細則に「1週間連続で同じボックスが使用中となっている場合は管理組合役員・管理会社・管理員立ち会いのもとボックス内を確認できる」と規定することをお勧めします。そもそもこのようなトラブルは大抵の場合において、ご自身の行為がどれほど他の方を不快な気持ちにしているかを認識していないというのが大半です。管理組合によっては定例理事会の際に、毎回宅配ボックスの利用状況を確認しています。管理組合（主に理事会）が主体となって管理し、啓蒙し続けることがマナー向上の第一歩といえましょう。

子供たちの遊び場所になってしまっている

小さなお子さんが多いマンションで発生することが多いトラブルです。対応策としては説明文書を作成・配付し各家庭内でもお子さんに指導いただくように周知したうえ、「ここはこどものあそぶばしょではありません。いたずらはやめましょう。」といったお子さんにも理解できるような注意文を宅配ボックス付近に掲示してはいかがでしょうか。
東京消防庁によると、お子さんたちがかくれんぼ等をしていて宅配ボックス内に実際に閉じ込められる事故も発生してるようです。宅配ボックスは人目につきにくい場所に設置されている場合もあり、長時間見つからずに放置される恐れがあります。特に気温が上昇する夏においては熱中症等になってしまうことも考えられます。日頃からお子さんたちに事故の危険性を教えるとともに、宅配ボックスで遊ばないよう注意することが重要です。

2.更新の際の３つの注意点

宅配ボックスも時間とともに更新を考えなければなりません。以下のような点に注意してくださいね。

事前の周知

更新日当日に荷物が入ったままということがあります。そのようなことがないよう事前に管理会社等に依頼し、更新日が記載されたお知らせを各戸配付するとともに、エレベーター内や掲示板への掲示等事前周知することが重要です。

磁気カード・取扱説明書について

宅配ボックスを更新するとなれば、新たな磁気カードや取扱説明書を配付することとなります。その方法については集合郵便ポストに投函するのが一般的だと思いますが、それよりも一旦管理室等に一括保管し、本人のご署名・ご捺印と引き換えに手渡しするのが理想的です。また外部所有者宅の場合には賃借人の方に直接渡すのではなく、郵便書留等でオーナーである外部所有者本人に郵送することをお勧めします。

操作説明会の開催

更新後には、せっかくの機会ですので皆様のコミュニケーションを深める場としてメーカーによる住民向け操作説明会を開催することも良いのではないかと思います。

3.まとめ

宅配ボックスの購入費用（リースというケースも多いでしょう）も皆様が納めている管理費等の中から支払われています。快適に利用するにはマナー向上を目指し日々の啓蒙活動を継続的に行っていくことが重要です。
また、更新の際には機種選定はもちろんのこと、保守点検契約をするかどうか議論も必要です。
あれば便利な宅配ボックスですが決して安い買い物ではありません。居住者皆様で議論し、そのうえで宅配ボックスの設置や更新を検討してみてください。

プロフィール
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三原章

あなぶきハウジングサービス　東京南支店：三原章（みはらあきら）
はじめまして！三原章と申します。入社以来10年以上、管理フロントとして業務に従事しております。長年フロント業務に従事してきた経験に基づくお役立ち情報や事例などを配信していきたいと思っています。宜しくお願いいたします。
保有資格：管理業務主任者・宅地建物取引士・マンション管理士

宅配ボックスのトラブル事例と更新の際の３つの注意点