こんにちは、三原です。まだまだ寒い日が続いています。体調管理にはお気を付けくださいね。今回は宅配ボックスに関する豆知識やエピソードをご案内します。
※2017年2月18日に公開した記事を一部修正して、2019年3月27日に再度公開しています。
目次
- 1.宅配ボックス豆知識
- 2.宅配ボックスに関するエピソード
1.宅配ボックス豆知識
○以下のようなものは配達会社または宅配ボックスメーカーの規定により、宅配ボックスへの投函は禁止されています。
・チルド便、冷凍便 ・生もの(品名欄に「食品」と書かれており、配達員等が判断できない場合も含みます)
・代金引換、着払い ・貴重品扱いのもの(ギフト商品券、クレジットカード等)・・・etc
○オフラインの宅配ボックスの場合、暗証番号が記載された不在届けをポストから抜き取り荷物を盗み出すという犯罪や荷物を受け取っていないという苦情が多いようです。そのため暗証番号を使用するタイプの宅配ボックス利用を制限している運送会社もあるようです。
○佐川急便、ヤマト運輸等運送会社の中には宅配ボックスメーカーと連携し、宅配ボックスから荷物を発送するサービスを行っています。事前に会員登録等は必要ですが、直接運送会社やコンビニに立ち寄って配送伝票等記入といった面倒は省けます。
○オプションによってはクリーニングの取次ぎやカーシェアリングの鍵受け渡しも出来るようです。
○日本記念日協会という団体によると、5月1日は「宅配ボックスの日」と制定されているようです。
○宅配ボックスは主にマンションのエントランスに設置しているケースが多いと思われます。ネットショッピングで重い商品等を注文した場合、宅配ボックスに投函されてしまいますと自分の部屋に持っていくのも一苦労です。そういったことが生じないよう、注文の際住所の末尾に「宅配ボックス不可」と記載すれば宅配ボックスへ投函されることはほぼありません。
2.宅配ボックスに関するエピソード
○ある日の深夜、居住者より宅配ボックスから荷物(参考書)を取り出して欲しいとの依頼が当社のコールセンターに入りました。試験勉強をするためすぐに取り出して欲しいといった内容でした。日中であれば管理員や管理担当者での対応は容易なのですが、この時既に時間は深夜1時過ぎ。しかも宅配ボックスメーカーと保守点検契約をしていないマンションでした。対応してもらえるか不明でしたが警備業者へ緊急対応を依頼、交渉した結果「緊急出動費(3,000円<税別>)を頂ければ対応します」との回答。30分後には無事荷物を取り出せました。依頼した居住者の方からもお礼のお言葉を頂きました。ですが、改めてやはり保守点検契約は必要と感じました。
※なお、緊急出動費は警備会社によって異なるため注意が必要です。
○居住者より配達業者から不在票が届いているがボックスに荷物が入っている旨の表示が出ていないとの相談が寄せられました。現地確認したところ、確かに荷物が入っているという表示は見当たりません。そこで本人に承諾を得て緊急開錠しましたところ、荷物は確かに入っていたのですが厚みが足りず、ボックス内センサーの感知範囲まで届いていなかったことが原因と判明しました。宅配ボックスは配達側にとっても便利なものですが、今回のケースとは逆に小さいスペースに無理やり荷物を詰め込む等、配達業者が原因のトラブルも多く発生しています。トラブルを防ぐために配達業者向けの掲示物を作成している管理組合もあります。
次回も宅配ボックスに関する情報をご案内します。ではまた!
三原 章
はじめまして!三原章と申します。入社以来10年以上、管理フロントとして業務に従事しております。長年フロント業務に従事してきた経験に基づくお役立ち情報や事例などを配信していきたいと思っています。宜しくお願いいたします。
保有資格:管理業務主任者・宅地建物取引士・マンション管理士
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