皆様こんにちは。あなぶきハウジングサービスの藤田です。
今回は不動産会社目線で実体験も交えながら賃貸物件を退去する際に意外と知らない・忘れがちな気を付けるべきことをいくつかの項目でお話をさせていただきます。
- 解約の連絡
- 退去までにすること
- 退去時に確認すること
- 最後に
1.解約の連絡
まず最初にすることは解約の連絡です。
物件の管理会社に解約の旨と退去日の連絡をします。
物件によっては管理会社ではなくオーナー様へのご連絡という場合もありますので、契約書類等をご確認ください。
また、連絡の方法も電話での連絡だけでは正式な受付とならず解約通知書の提出やアプリでの申請等書面もしくは電磁的方法での連絡が必要となることが多いです。
多くの場合、連絡をしてすぐに即日解約というのは出来ません。
解約の1ヶ月前には連絡が必要等、タイミングは契約ごとに異なりますので、こちらも契約書類の確認が必要になります。
2.退去までにすること
管理会社への連絡の他にも電気・ガス・水道といったライフライン関係の解約連絡や火災保険も解約の連絡が必要となります。
忘れてしまうと退去した後も費用が掛かってしまったりということにも繋がりかねないので注意が必要です。
時期によってはなかなか連絡がつながらなかったり、引越し業者も予定が詰まっていて希望の日に引っ越しが出来ないということもありますので余裕をもって手配をしていくことが大切になります。
住んでいるマンションが分譲マンションの場合、管理人さんへの連絡も必要な場合があります。
他にも忘れがちですが郵便や配達の住所変更も必要になります。
Amazon等のネットショッピングのお届け先も変更をしておかないと前の住所に届いてしまう可能性があります。
また、お歳暮等が届いてしまうということも過去ありましたので家族や友人といった身の回りの方へのお知らせも忘れずに必要です。
3.退去時に確認すること
続いて退去時に確認することです。
退去の際は管理会社による立会いがある場合や自分で鍵を不動産会社に返却する場合などいくつかのパターンがあります。
いずれの場合でも荷だしが終わったタイミングで運び忘れが無いか一度室内を細かく確認することが大切になります。
退去後の室内確認をしていて意外とよくあるのが、キッチン収納や引き出しに食器が残っていたり普段あまり使わない高いところにある押入などに物が残っていることがあります。
退去後に物が残っていると着払いの送付費用が掛かってしまったり、要らない物でも処分費が掛かってしまったりします。
また、郵便ポストや宅配ボックスも忘れずに確認が必要です。
転居届を出していてもタイミング次第では届いている可能性があります。
4.最後に
ここまで賃貸物件退去時に気を付けることについてお話をさせていただきましたが、いかがでしょうか?
引越しは節目となることも多く何かとバタバタしがちで、見落としやうっかり忘れてしまうということがあると思います。
余裕をもって準備をしていくことで防げることもあると思いますので、少し意識をしてみていただければ幸いです。
お付き合いいただきありがとうございました。

藤田陽平
藤田 陽平(ふじた ようへい)
香川県出身 2018年入社
入社から4年間は仲介課として、お部屋探しのお手伝いをさせて頂いておりました。
2022年より現在のPM課に配属となり、賃貸オーナー様の大切な資産運営のお手伝いをさせて頂いております。
少しでも皆様の不安や疑問の解消のお手伝いを出来るよう、情報を発信させていただきます!
保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、賃貸住宅メンテナンス主任者

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