2020年頃から感染の猛威をふるった新型コロナウイルスですが、ようやく落ち着きを取り戻しつつあります。感染拡大が広がる中で、生活や仕事のスタイルが大きく変化したという方も多いのではないでしょうか?
今後も感染対策をしながらの生活が続く中、本日は「賃貸マンションのリフォーム」にスポットをあて、
Withコロナ・アフターコロナ時代の空室対策をご紹介させていただきます。
お部屋や共用部分のリフォームを検討されているオーナー様のご参考になりましたら幸いです。
専有部分のリフォーム
早速ではございますが、専有部分(お部屋の室内に関わる部分)のリフォームについて、実例をまじえながらご紹介をさせて頂きます。
テレワークスペースをつくる
コロナ渦で中々外出を控える日々が続く中、“テレワーク”などお家で仕事をする在宅勤務が大幅に増えました。パソコンを置いて仕事ができるようなスペースを作ってみるのはいかがでしょうか?
《リフォーム事例①》
インターネット環境の導入
“テレワーク”普及により必須の設備となるのがインターネット環境です。最近は、入居者が無料で使用できる
サービスを導入しているマンションも多くなっています。しかし、回線の種類も色々あり、マンションの中で同時使用率が増えると、速度が遅くなったり、繋がりにくくなったりする場合もあります。
すでにインターネット環境を導入している場合も、快適な接続環境を重視し、設備の見直しをするオーナー様も増えております。
アクセントクロス
お家にいる時間が長くなりますので、気分が上がる“アクセントクロス(壁紙)”を入れるのもおすすめです。素材や柄にこだわると普通の白い壁紙よりも単価は上がりますが、お部屋の一面だけを張り替える場合、そこまでコストをかけずにお部屋の印象をがらっと変えることができます。空室が複数ある場合はお部屋によってコンセプトを変えるのも良いでしょう。
《リフォーム事例②》
その他
お家時間が長くなり、よりお家で快適に過ごしたいと思われる方が増えています。築年数が相当程度経つ場合は、お風呂やキッチンといった大型設備の入れ替えを検討するのも良いかもしれません。費用は掛かりますが、その分賃料の大幅アップも期待できます。
《リフォーム事例③》
共用部分のリフォーム
続いて、共用部分に関するリフォーム事例をご紹介させていただきます。
非接触ボタンのエレベーター
感染対策として「密」や「接触」を避けるように気を配る日々が続きました。エレベーターは入居者が日々乗り降りしボタンはみんなが触る場所になります。感染のリスクを減らすために非接触ボタンへのリニューアルを検討されるオーナー様もいます。
消毒液の設置
最近はスーパー・コンビニ・飲食店など、どのお店でも入店の際に消毒液が設置されていますね。賃貸マンションでも、エントランスなどの共用部分に消毒液を設置するマンションが増えています。ちょっとした気遣いですが入居者様にとっては嬉しいポイントです。
宅配ボックスの設置&増設
「非接触」や「非対面」というのもWithコロナ時代の大きなキーワードです。宅配業者が配達する際に、宅配ボックスがあれば接触することなく荷物の受け取りができます。コロナ渦により、お部屋探しの条件の中で宅配ボックスを要望されるお客様がさらに増えています。
《リフォーム事例④》
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は私が実際に携わったリフォーム事例を含めてご紹介をさせて頂きました。今後も”新型コロナウイルス”という要因に限らず、時代とともに入居者のニーズは変化していく可能性が大いにあります。入居者のニーズや時代にあわせてマンションのリフォームをしていくことで空室対策にもつながります。皆様のご参考になれば幸いです。

安永菜美
賃貸仲介と管理の営業職を経験したのち、人事課に異動。
現在は中途採用をメインに担当しています。
会社魅力を色々発信していければと思います!
保有資格:宅地建物取引士・管理業務主任者・賃貸不動産経営管理士