天井漏水や災害時のマンションでの水のトラブル事例

櫻田有希

みなさま、こんにちは。

あなぶきコールセンターの櫻田です。

 

あなぶきコールセンターでは、24時間365日マンションに関わるお困りごとや、あなぶきハウジングサービスで運営している駐車場や民泊など、多岐にわたるお問い合わせをいただいています。

 

今回のブログでは、天井漏水や大雨などの悪天候時に起こるような規模の大きな水回りのトラブル事例と対処方法を紹介いたします。

なかなか起こらないトラブルではありますが、いざ起こると焦ってしまい、どうしたら良いのかわからなくなることもあるかと存じます。

気を付けていただきたいことや、優先的に行っていただきたいことなど、コールセンターにいただくご相談を元に紹介いたしますので、ぜひご参考にしてください!

 

ベランダの排水トラブル

災害時だけでなく、梅雨のように集中的に雨が降る時期や、日常的にもよくいただく相談が、下記のような、ベランダでの水のトラブルです。

・ベランダの水が流れず、数センチほど水が溜まった状態になっている

・上階のベランダから水漏れがある

 

通常の雨では気にならなかったが、大雨の際に気が付いたといったようなこともありました。

規約上、ベランダに大量の水を流してはいけないと決まっているマンションも多く、排水状況を確認するのはなかなか難しいところです。

簡単にですが、ご自身でできるベランダの清掃方法を紹介いたします。

 

①床の掃き掃除

砂埃やごみがベランダに溜まり、雨で流れて排水管内が汚れることで排水詰まりが起こりやすくなります。

ほうきとちり取りを使い、風上から風下に向かって掃き掃除をし、ちり取りに集めて捨ててください。

また、濡らした新聞をちぎってベランダの床に撒き、ほうきとちり取りで集めると、新聞紙に砂や埃が付着して集めやすくなります。

②排水口の掃除

排水口の周りにゴミや砂埃があれば、ほうきなどで取り除き、ブラシなどを使って排水口周りを掃除します。

少量の水であれば流しても問題ないマンションであれば、排水口周りに汚れが残っていないことを確認し、水を流すのも良いでしょう。

 

日常的に気を付けていても、ベランダの排水管は共用配管のため、マンション全体の排水や汚れの蓄積で詰まることもあります。

改善しない場合は、早めに管理会社までご相談くださいませ!

天井漏水

ある日、帰宅したところ、お部屋の天井から水がポタポタと落ちてきており、床にも水たまりができていたなんて経験はありますでしょうか。

あなぶきコールセンターにも、度々ご相談のご連絡をいただきます。

決して少なくはない事象のため、いざという時のために、対応できることやお願いしていることを紹介いたします。

①応急対応

バケツや洗面器でなるべく水を受けていただく。

また、業者対応時におさまっている可能性があるため、被害状況をなるべく写真に撮っていただくようお願いします。天井や壁だけではなく、水がかかった家具や家電も忘れずに撮影してください。

※写真は保険対応となった際に必要となります。

 

②管理会社への連絡

天井漏水がわかった時点で、管理会社へご連絡をお願いします。

上階の居住者様へ連絡を取ったり、天井漏水の専門業者を手配したり、対応を進めていきます。

あなぶきコールセンターでも、都度業者とマンションのフロント担当者と進捗状況を共有しながら対応を行っています。

 

★なぜ管理会社へ連絡しないといけないのか★

天井漏水は、上階の住戸で水を止め忘れて溢れてしまったという場合もありますが、床下の共用配管から水漏れをしていることも多く、その場合は組合の保険を利用して修繕を行う場合があります。(保険を利用するかどうかの判断は管理組合で行います)

ご自身で手配をして修繕をしてしまうと、組合での保険対応が拒否される場合があります。

また、管理会社を通さずに手配をした場合、修繕状況が把握できず、実は修繕できていないため水漏れが改善していないなんてことも起こりうるので、管理会社へ連絡をいただくことが望ましいです。

 

③下の階から天井漏水の連絡を受けた場合

もし、ご自身が「下の階の天井から水が漏れているので、心当たりはないか?」と連絡を受けた際の対応についても紹介いたします。

・水漏れしている箇所がないか確認をする

下の階でキッチンから水漏れをしている場合、キッチン周辺での不具合の可能性が高いですが、実際に水漏れがあった場所から原因箇所が離れていた事例もあるため、全体的に水漏れしていないか確認をしています。

・止水栓を閉める ※業者が来るまではなるべく使用を控えていただくようお願いしています

業者は上下階の確認・調査を行いますので、ご在宅できる時間を確認させていただきます。

 

共用部が原因のトラブル事例

天井漏水でも、お部屋が最上階のため、原因が屋上や共用部設備であることが明確である場合もあります。

・屋上の防水設備の劣化

⇒屋上には防水工事が施されていますが、常に雨風や紫外線にさらされているため、どうしても経年とともに機能が低下します。

ひびが入り、そこから雨水などが侵入し、雨漏りとなる事例があります。

・ベランダ外壁の劣化

⇒こちらも、経年劣化によりベランダの外壁にひびが入り、窓や壁伝いに雨漏りが発生することがあります。

いずれも、気が付きましたら早急に管理会社へご相談をお願いいたします。

 

最後に

今回は、マンションで起こる水のトラブルでも、被害が大きい事例を紹介させていただきました。

漏水や災害は、どうしても予測のできないところではありますが、早めの対応が被害を最小限に抑えることに繋がります。

少しでもいつもと違うことに気が付きましたら、早めに管理会社へご相談くださいませ!

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櫻田有希

あなぶきハウジングサービス コールセンター
櫻田 有希(さくらだ ゆうき)
北海道札幌市出身。
前職ではクレジットカードに関わる業務に携わっていました。
2022年にあなぶきハウジングサービス・コールセンターへ入社。
日々コールセンターでは多様なお困りごとの相談をいただいています。
お客様に近い視点で、生活のサポートができるような記事をお届けしていきたいです!
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