オール電化のメリット・デメリット~賃貸マンションのお部屋選び~

佐藤佑司

 

こんにちは!あなぶきハウジングサービスの佐藤佑司です。

今年入社したばかりの新入社員ですので、皆さんの暮らしのお役に立つ情報を新入社員ならではの視点からお伝えしていきます。

私は岡山県倉敷市の出身で、大学時代は香川県で過ごしあなぶきに出会いました。
今はお客様によりよいサービスを体験していただくための仕事に従事しております。
よろしくお願いします。

 

さて、皆さんのお住まいの物件はオール電化ですか?それともウィズガスですか?
当社の管理物件ではオール電化の物件が約20%と、数年前に比べても徐々に増加しております。
一般的にもオール電化の普及は著しく、2009年には約330万戸だったところ、2025年には約939万戸まで増加すると推定されています。(参考;富士経済調査)

オール電化には様々なメリットがありますが、反対に注意点もあります。

今回の記事では基本的なことから皆さんがあまり知らないことまで、お部屋選びでオール電化物件を選ぶ際のメリットと注意点をまとめましたのでぜひご覧ください。

 

オール電化住宅とは?

まずオール電化住宅とは、調理・空調・電気・給湯などすべての熱源を電気で賄う住宅です。
IHクッキングヒーターや電気給湯器に置き換えることでガスを使用せず、電気に一本化することができます。

 

オール電化のメリット

 

電気代が安くなる可能性がある

オール電化にすると光熱費の中でも大部分を占める、「お湯」「暖房」の費用を安く抑えることができます。
オール電化の料金プランは夜間に電気料金が安く設定されている場合が多いので、夜間の電気料金が安いうちに沸かしたお湯で生活するため、その都度ガス代がかかるウィズガスよりも費用が安く抑えられる場合があります。
特に、都市ガスに比べLPガスは料金が高い傾向にありますので、LPガスを使われている方にはより価格の違いを実感いただけるのではないかと思います。

 

光熱費が一本化できる

オール電化だと、文字通り光熱費が電気に一本化されます。支払いの手間が減るのはもちろんのこと、基本料金が電気のみになりますのでガスの基本料分が安くなるというメリットもあります。
また、ガスの設備が故障したらガス会社、電気の設備が壊れたら電気会社に連絡と、熱源が違うと手間がかかりますが、オール電化なら管理に手間がかかりません。

 

火事などのリスクが下がる

ガスを使わないので直火の引火や吹きこぼれ後の立ち消えのリスクが下がり火事のリスクも低減します。
一酸化炭素中毒などの危険もかなり低いと言えるでしょう。

また、賃貸マンションなどの集合住宅では、火事が起きると他の住戸にも直ちに大きな影響を及ぼします。
お子さんに一人暮らしをさせる親御さんは、やはり直火を使わせることに抵抗がある方も多いようです。

 

災害時の安全面・復旧スピード

皆さんご存じの通り、阪神・淡路大震災の際には早朝の調理中の方が多い時間帯ということもあり、地震に加え火事によっても被害が拡大しました。オール電化でIHクッキングヒーターをお使いでしたらその危険性も下がります。
また、あまり知られていませんが災害時には、ガスに比べ復旧スピードは電気の方が早い傾向にあります。
地上にある送電線の復旧と地下にあるガス管の復旧の差です。
東日本大震災の際はガスの復旧に約5週間を要したそうです。
オール電化であれば1週間程度で復旧し、調理もお風呂もいつも通りということです。

※LPガスの場合
LPガスは各住戸に備え付けのボンベがありますので、ボンベ内にガスがある限り復旧を待たずに使用できる場合があります。ただ、災害時はガス漏れ等の危険がありますので、確認が必要です。

 

 

オール電化の注意点

 

費用が高くなる場合がある

賃貸マンションでは特に稀ですが、日中に多く電気やお湯を使用される方には、不向きかもしれません。先ほども述べたように夜間の安い料金でお湯を沸かしているので、沸かしてあるお湯を使い切ると昼間の電力でお湯を沸かさなければならなくなります。

また、このご時世の影響もありおうち時間が増えると、日中に使用する電気量が増え料金がかえって高くなる可能性がありますので、ご自身のライフスタイルに合った方をお選びいただけるといいと思います。

 

ガス火に比べ火力が弱い

IHクッキングヒーターはコンロに比べ掃除の手間がかからないというメリットがある反面、
火力が弱いというデメリットがあります。
お料理好きの方や毎日料理をされる主婦の方は、不便と感じられるかもしれません。
私の友人には、ガスコンロでパラパラチャーハンを作るために
ウィズガスの物件を選んだ者がいるくらいです(笑)

停電の際にライフラインがすべて止まる

先述の通り、オール電化は災害の際に復旧が早い傾向にありますが、反対に停電の際はすべてのライフラインが止まってしまい不便です。オールガスやウィズガスの物件ですとガスを熱源にするものだけは動きますので、ガスにはそういったメリットもあります。

※オール電化の物件はご入居の前日までに電気の開通をしていないと、ご入居当日にお湯が出ない場合があります。当社はライフラインの開通を事前に確認させていただいておりますが、ご自身でも確認されるとより安心かと思います。

 

まとめ

オール電化、オールガス、ウィズガスとありますが、最近は大半の物件をオール電化とウィズガスが占めています。それぞれ一長一短ですので、皆さまの生活スタイルに合った物件をお探しになるのがベストだと思います。

最近は電力の自由化により電力の会社・プランも多様化しています。
当社は皆さまにとってより良いお部屋探しのお手伝いをしておりますので、安心して部屋ナビショップにお越しください。
また、ご入居前の引っ越し業者の手配や、ライフラインの手配などお電話でお手伝いする「サポートコール」というサービスもございます。ぜひご活用ください。

生涯で、住み替えをする機会はそう多くありません。より皆様のライフスタイルに合ったお部屋で快適に暮らしましょう!

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佐藤佑司

佐藤佑司(さとうゆうし)
あなぶきハウジングサービス2021年入社
岡山県倉敷市に生まれ、県立中高一貫の学校を経て2021年に香川大学を卒業しあなぶきハウジングサービスに入社しました。
大学では刑法について専門的に学ぶ傍ら、小学校から続けてきた野球で全国大会に2度出場しました。
CX推進1課に配属になり、日々お客様に喜んでいただける新たなサービスの企画に奔走しています。こんなサービスがほしい!こんなことで困っているなどの声がありましたら私にお申し付けください。
少しでも快適で幸せな暮らしのために一生懸命頑張ります。
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