コインパーキングができるまで~工事編~

峰達馬

こんにちは、あなぶきハウジングサービスの峰と申します。

これまではコインパーキングに適した用地や、料金体系の注意事項等をご案内させていただきました。今回は、「コインパーキングができるまで~工事編~」ということで、あまり触れる機会がないコインパーキングの工事について、実際の工事現場写真を用いて簡単にご説明させていただきます。

※今回は『フラップレス式コインパーキング』の工事内容となります。

 

1.工事前の現状確認・一時電源の引込

・コインパーキングの工事前に、現地の確認・測量等を行い、どのようなレイアウトになるか検討し、事前に駐車場レイアウトを作成します。利用するお客様が停めやすいレイアウトを考えています。

・コインパーキングを運営するにあたり、精算機・照明等の機器類には当然電気が必要となりますので、写真のように電柱から電気の引込を行います。

 

2.墨出し・カッター工事

・上記写真は、工事開始直後の「墨出し」と言われる、いわば下書きのようなものです。車室線を引くための準備、後述するカッター工事のための準備作業となります。

・ループコイル(※下記3記載)を埋め込むため、また、よく見かける『満車・空車』看板や看板照明等、電気配線が必要な箇所への電気配線の為に、カッター工事でアスファルトに一部切り込みを入れます。

 

3.電気配線・ループコイル埋設

カッター工事後は、アスファルトの掘削を行い、ループコイルや配管配線の埋設作業を行います。コインパーキング機器は一部アスファルト内に埋設する機器があります。今回の工事では『ループコイル』といわれる、入庫した車両を検知するための機器を埋設しています。埋設後は掘削した箇所をモルタルやコーキングで埋め戻しを行います。

 

4.精算機等設置・料金看板等の設置

駐車料金を支払う為の精算機、駐車料金が記載された料金看板等を設置します。特に料金看板は利用するお客様が車に乗っていても見やすい位置に設置しましょう。

 

5.タイヤ止め・車室ライン設置

最後に、タイヤ止めの設置・車室ライン引きを行います。ここでようやく駐車場に見えてきました。

 

6.機器調整~オープン

最後に、機器メーカーによる精算機等の調整を行い、コインパーキングオープンとなります。

 

まとめ

今回はコインパーキングの工事について掘り下げてご説明させていただきました。いくつか割愛している部分や、工事によっては施工順序が異なる事もございます。

また、設置する機械や収容台数、天候等により工期は異なりますが、6~10台程度の小規模のコインパーキングであれば着工から約2~5日程度で工事が完了します。一般的にはあまり触れる機会がないかと思いますが、土地活用を検討される場合の一助となれば幸いです。

 

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峰達馬

あなぶきハウジングサービス パーキング事業部九州営業所
峰 達馬(みね たつま)

長崎県出身。2020年7月入社。

入社から現在まで長崎県でコインパーキングの開発運営、月極駐車場の管理等を行っております。
コインパーキングや月極駐車場、土地活用について、皆様のお役に立てるような情報をお伝えできればと思います。
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