うちの父が「我が家は民泊を始めます!」と言い出したら、止めるべき?応援すべき?素人でも理解できる 不動産投資ブログ 民泊編 episode 5(民泊×民泊管理会社の選び方!?)

瀬長雄作 瀬長雄作

(本エピローグ内容はフィクションであり、本ブログを閲覧してくださっている方へわかりやすく説明するための架空の登場人物の皆さんによる物語です。)

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過去ブログ「うち父「我が家民泊!」① episode1(民泊×宅建勉強!?

去ブログ「うち父「我が家民泊!」② episode 2(民泊×分譲マンション!?)

過去ブログ「うち父「我が家民泊!」③ episode 3(民泊×不動産利回り!?)

過去ブログ「うち父「我が家民泊!」④ episode 4(民泊×民泊管理会社の選び方!?

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休憩のタイミングが終わりに近づき少しずつ会場の席が埋まってきた。

どうやら後半の部から参加する方の方が多いようだ。

 

それだけに具志堅 進(本、ブログ主人公)と父は期待が高まる。

後半は実際の管理会社の選び方と、付き合い方がテーマのようだ。

 

「では、みなさん後半の進行も私(比嘉)の方で進めさせていただきます。後半の部は主にディスカッション形式にて情報交換をいたします。是非とも、有意義な勉強会にしていきましょう。」

 

「さて、いきなりですが、良い管理とは何でしょうか?

特にテーマは設けません。不動産の管理、自宅の管理、仕事の管理、子供の宿題を管理したりと会場の皆さんが考える漠然とした良い管理に関して休憩明けの活発な議論として10分間程度ざっくばらんに話し合ってみましょう」

 

進と父を含めた四人の席にて話し合いは始まった。

 

 

参加者は前半プレゼンにも参加していたベンチャー投資を受けている管理会社社長大城りみさん、      後半の部から参加の女性参加者の照屋さん。

 

「ええっと、初めまして具志堅と申します。本日初の勉強会参加になります。

早速ですが良い管理に関してマンションに生活している身から一言申し上げたいです。うちのマンションの管理は本当に素晴らしく、いつも妻と感心してます。まず管理会社の担当がすごく頼りになります。あと貼り紙などの案内が細かい。別のマンションのエレベーターなどに乗ると、うちとは大違いだなと誇らしく感じております。」

 

敏腕社長の大城さんがすぐに周りの目を見て、父に質問をして議論を活性化させた。

 

「貼り紙が細かいってどんなところですか?私もマンションに住んでますがエレベーターで感動した経験はなくて、教えていただけますでしょうか?」

「最近の貼り紙で言うとゴミ出しですね・・・・」

 

進もすぐにあれのことか。と納得する貼り紙を思い出した。アパートに住む進としては、

ゴミ出しの日はどうしても思い出せない。月曜から日曜まであって燃えるゴミが何曜日とか、どうしても覚えられないから妻によくガミガミ言われている。ところが父の住むマンションのエレベーターにカレンダーとゴミ出し日の貼り紙がある。

感心したのは次の点だ。

本日が何曜日なのか大きな色違いの手作り矢印⇨マークが上の部分についており、わざわざ携帯電話等で曜日を確認しなくとも、手作りイラストにて「今日が何曜日」そして明日が「何のゴミ出しの日」なのかが1秒で見て理解できる貼り紙であった。あれは素晴らしい。

 

 

「それは本当にわかりやすいですね。おそらく管理会社と管理員さんの協力があって毎日手作りの矢印を動かしているのですね。たった5秒程度の作業かもしれませんが、それによってゴミ出しの時間帯やルールが守られるなら管理員さんにとってもプラスの効果ですね」

 

随分と的確な視点で照屋さんが続いた。

 

「私の思う良い管理とは、これからの未来も踏まえた管理形態に備えていけるかどうかです」

 

敏腕社長の大城さんがまたすぐに質問を投げかけた。

「それは具体的にどんなイメージなのですか?」

 

「私常々思っているんですよ。」

(この始まりはどこかで聞いたことがあるなと進はツッコみたくなる気持ちを抑えた)

 

「日本のこれからは世界中の人がどんどん訪れる、生活する、国の一部になっていくって。

私の住んでいる地域では外国人の方をよく見かけます。コンビニ店員だけでなくスーパーやジムの受付の人もです。ちょっと前は珍しいなと思いましたが、今はどこの国から来たのか聞くのがちょっとした趣味になっています。

 

なぜ日本で外国人の方を見かける。って表現をするんでしょうか?住んでいる場所がアメリカだったら、フランスだったらそんなこと考えもしないと思うんですよ。

 

皆さんも知るように日本の人口はどんどん減っていきます。女からすると不妊治療の保険適用なんかしたところで大きく変わりません。私には1人の子供がいますが、私の世代は子供を産む生活スタイルが当たり前ではないという意見も聞きます。人口が減っていくなら、移民受け入れをするかしないかなんて問題じゃない。選択肢にもないって思うんです。

 

世界中の人が当たり前に生活する日本がきたとして、管理形態って日本人を中心に考えていくことには限界があると思うんです。そこで未来も踏まえた管理の形ってどんなものなのかな〜って、常々考えてます。」

 

 

「はい、会場の皆さん、一旦議論を止めてください。会場前方のスライドをご覧ください」

 

司会の比嘉さんが強引に会場の空気を勉強会に戻したが、

進は照屋さんの話をもっと聞きたかった。

 

 

勉強会の後半の話をまとめると以下のようだ。

 

 

どこまで委託したいのか!自分に合った管理会社の選び方とは?

 

会場の前方のスライドの大きくフォントの赤文字でどん!掲載された。

「良い管理とはチーム力である。」

決して依頼者だけでは完結できない。委託を受ける側や関連業務を実施する関係者全体のチーム力が重要だという。

司会の比嘉さんの体験より民泊の管理会社は大きな違いがあり、依頼するオーナーによって選び方が異なるのだという。

 

これだけは手元のノートに書き残したい!という2つのキーワード

自分には何ができるか?オーナー参加型、不参加型の運用方法

民泊管理会社には

①オーナー参加型

②不参加型の運用方法

があり、100%とは言い切れないが依頼者(民泊オーナー)と受託者(民泊管理会社)では業務のすみ分けを行っているという。

 

(1) 物件についての清掃業者等の紹介

(2) 宿泊者の選択、宿泊・予約条件の変更とキャンセル

(3) 宿泊募集ページ作成

(4) 物件撮影業務

(5) 宿泊価格の設定と変更

(6) 外国人向け物件ルール資料作成、テプラ貼り

(7) 観光案内の補足資料作成、顧客問い合わせ業務

(8) 物件の損害に対する対象サービスを通じての保証金請求

(9) 依頼者、清掃業者、清掃担当者への予約の状況の報告と清掃依頼

(10)小規模な修繕が必要な日常の使用による物件の消耗、破損及び故障に関する依頼者への報告または、緊急を要する場合の物件の修繕の実施

(11)物件に関する収支報告書を作成及び提出

(12) 宿泊者の本人確認業務

(13) チェックイン手配業務

(14) 口コミレビュー投稿・管理業務

(15) 宿泊台帳作成保持業務

(16) 鍵情報の受け渡し業務

(17) トラブル対応業務

(18) 清掃スタッフ手配業務

(19) 物件の定期チェック業務

(20) 宿泊者向け宿泊施設到着ナビマップ配布業務

(21)ハウスマニュアル作成業務

(22)宿泊者向け宿泊施設利用ガイドブック作成業務

 

との項目があり、依頼者(民泊オーナー)がどの業務を行って、受託者(民泊管理会社)がどの部分を請け負うのか

それぞれの会社によって異なるという。

 

大切なことは

依頼者(民泊オーナー)にとってのPC操作環境・日中の電話がつながる時間帯・言語能力・そして携わる時間がどの程度あるかどうかだという。

①物件の所在する土地に支店を設置する業社

②本社機能のみで管理する業社

 

のどちらにおいても「良い管理とはチーム力である。」を念頭に、

それぞれの担当役割の負担を決めていくのだという。

 

ここで進は思った、父ができることなんて(16) 鍵情報の受け渡しくらいではないだろうか。

PCもろくに使えない、もちろん外国語言語能力もない、日中電話しても不携帯電話と家族に思われるほど普段から持ち歩かない電話機能。

 

大いに時間はあるだろうが、父が民泊をスタートするのも、管理をスタートするのも必ず専門家のサポートが必要だと確認・確信した。

 

緊急時は誰が駆けつける?業者としての差を分ける比較項目

ここで司会の比嘉さんがとても貴重な意見を伝えてくれた。

 

「私は民泊物件を含め不動産管理をしてくれる業者さんを心から信頼しています。

 

なぜなら、チーム力を高めるために自分ができることを最大限努力しているからです。

管理を行っていただく皆さんからも信頼・信用されている自信があります。

 

不動産投資はチームで行うことを学びました。

資金計画を共に切磋琢磨していただける金融機関の皆さん、

不動産含め投資情報をこんな私に教えてくださる信頼のある専門家たち、

そして日々の管理を私の目や手の代わりに愛情を注いでいただけるプロの方々、

税務財務管理を共に頭をフルに活用してアドバイスをくれる先生方。

私はとても運が良かった。たまたまご紹介をいただける専門家が国内トップクラスとも思えるほど優秀な方々に囲まれています」

 

「不動産大家の会でも様々な方とお会いできておりますが、その一人一人に私たちは支えられていると日々感謝しております。」

 

「そんな会場の皆さんに経験を踏まえお伝えしたいことがあります。または一緒に議論したいことがあります。最も管理業者としての差を分けると思っている項目をお伝えします。それは緊急時駆けつけです」

 

また、22の項目の依頼者(民泊オーナー)と受託者(民泊管理会社)では業務のすみ分けがスライドに表示される。

この1つ1つに現地に駆けつけをせざるを得ないトラブルに発展する可能性があるのだという。

むしろ、トラブルは100%発生する。人為的なものでなくとも、自然災害を含め発生する。

 

①物件の所在する土地に支店を設置する業社

②本社機能のみで管理する業社

にはそれぞれの良さや欠点があり、ベンチャー経営者の大城さんが言うように「適正なサービスに適正な委託料を支払っているのか見る目」があれば任せたいことと、事業者自身で責任を持つことは明確に分けないといけないことが以前わかった。

 

その上で当たり前のように発生するトラブルに対して「緊急時駆けつけ」をどう準備していて、

どのくらいのスピードで解決・そこから「おもてなし」に変換できるかが差を分ける項目だという。

 

また、進と父を含めた四人の席にて話し合いは始まった。

どの項目のどの駆けつけが重要なのかそうでないのか。

 

勉強会に参加して、改めて民泊物件の管理の依頼する必要性を進は感じた。

父にも伝わっていた。何でも自分でやらないと気が済まないタイプの人間だと小さい頃から思っていたが、

熱心に発言する姿やすでに仮想する業者への感謝を伝える父を見て、

これからのチーム作りが楽しみに感じきた進であった。

 

勉強会が終わって、

司会の比嘉さんにお礼を伝えに行った際にベンチャー経営者の大城さんを改めて紹介していただき、

今度実際に稼働している物件の案内まで段取りしていただけた。

少しずつ少しずつだけと前進しているのを実感している。

 

 

まとめ

  1. 大家の会の勉強会にて管理会社の選び方を知り、重要なポイントはチーム力だと理解した。
  2.  きっとできるだろう。ではなく、現実的に依頼者(民泊オーナー)としてできることを把握しよう。
  3.  不動産投資を成功させるためには日々の感謝と縁と運の組み合わせであること。

 

(さ〜て、来月の進さんは?)

→進、父、ついに民泊物件を初めて体験する

→進、デザイナーの彩る物件の欠点と利点

→進、ついにきた!不動産情報の見方を学ぶ

の3本をテーマにお送りします。

 

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過去ブログ「うち父「我が家民泊!」④

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瀬長雄作

瀬長雄作

株式会社One Note取締役社長
瀬長 雄作(せなが ゆうさく)
沖縄県出身。2020年グループ入り。
2015年10月に沖縄県下初となる民泊管理専門業者「株式会社One Note」を創業しました。
沖縄県における民泊事業の第一人者として普及に努め、県内外の不動産オーナー様の有効活用提案などにも数多く携わり、物件管理実績として累計400件を超えております。
2020年4月に株式譲渡にてあなぶきグループ入りし、現在は民泊運用意外にも賃貸・マンスリー住宅や別荘管理など幅広い不動産の有効活用提案に注力しています。
保有資格:宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士
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