分譲マンションのオートロックシステム事情

伊原魁一

こんにちは!CX事業部の伊原です。
今回はマンション共用部分で最も人気のある設備と言っても過言ではないオートロックについてお話しさせていただきます。物件選びの際に重要視されることの多い設備の1つ「オートロック」
近年では防犯上や生活上の利便性を考慮する方が多く、より充実した共用施設を検討される方が多いようです。今回は人気のオートロックの種類や設置費用などを紹介します。
オートロック設備はマンションの防犯を向上することによって資産価値の向上や生活の利便性アップが期待できるかもしれません。

マンションに求められる防犯対策

近年は居住者様の防犯意識も高まっていることもあり、あらゆる面で防犯対策が求められていると思います。
マンションでの防犯対策は設備以外にも様々なものがありますが、建物の防犯対策として最も代表的な設備がエントランスのオートロックと言えます。
あなぶきグループが管理する物件にもセキュリティマンションのグローリオシリーズとして、エントランスのオートロックが2重になっている物件などもあります。
オートロックはマンションの防犯上とても重要な役割をする重宝されている設備となっております。

オートロック設置による安全性

オートロックとは、シリンダーキーや暗証番号などを用いて、マンションの外側から解除したり部屋の中から解除ボタンにより解除、居住者などがエントランス内側からセンサーにより解錠しなければ解錠することはできない仕組みとなっております。

エントランスにオートロックを設置することで、関係者以外の者や不審者がマンションの出入りをオートロック一つで防ぐことができるようになります。
また、昨今多発している訪問による勧誘などに対して苦痛に感じる方も多くいらっしゃると思います。
そんな方にオートロックがあれば、部屋の中から出ることなく訪問者の応対をすることが可能です。

また、コロナウイルスの感染拡大によって進んだ非接触に関してもとても重要な役割を果たしています。
例えば、宅配などの訪問についても、インターフォンを介して接触せずに置き配の依頼や宅配ボックスへの配達なんかも依頼することでコロナ対策の側面も備えています。

オートロックを導入することのメリット

 部外者が出入りすることが難しいため空き巣の被害を防ぐことができる。
またマンション全体の資産価値を上げる事となり、お部屋の売却時や賃貸に出すときに有利となります。
また、近年オートロックマンションは属性問わず賃借人から需要が高く賃借人からの必須条件とし上位に位置付けている定番設備となるので賃貸に出すときにも有利に働きます。

オートロックの種類

オートロックには、定番のものから最新のものまで様々な種類があります。
オートロックによって導入コストや特徴が異なるので比較検討することが良いでしょう。

集合キー式

集合キー式は最も定番のオートロック開錠方法となります。
オートロックといえば思いつくのが集合キー式のものだとおもいます。

集合キーとは、自分の部屋とエントランスを一つの鍵で開けられるシステムです。鍵を複数持ち歩く必要がないのがメリットです。逆にデメリットは鍵の紛失や居住者による鍵の複製が挙げられます。
日本では主に集合キー式が採用されており、皆さんも馴染みのあるオートロックシステムだと思います。
費用については、施工業者によって費用に幅がありますが1戸当たり約15万が目安だと言われております。

非接触キー

近年の新築マンションなどのエントランスに導入されている解錠システムとして、ICチップをキーリーダーにかざして解錠する「非接触キー」がトレンドとなっております。
また、シリンダーキーと併用できるものが多くライフスタイルに合わせて鍵の利用ができます。

シリンダーキーと比較したときに、「カギ穴の詰まり」「カギが抜けなくなった」などの故障リスクがないのとキースイッチの傷がつかないなどが非接触キーのメリットとなります。

また昨今のコロナウイルス流行による対策にも非接触として注目を浴びております。
非接触キーはキーヘッダー(鍵の頭部分)にICチップが導入されているものも多く、ICチップをキーリーダーにサッとかざすだけで解錠できるので利便性が非常に高いと言われております。

最近ではポケットやカバンの中に鍵を入れたままでキーリーダーの前を通過するだけで開錠できる完全ハンズフリーの最新タイプも登場しております。

導入費用については約80万~150万と言われております。
(マンションの規模や仕組み、鍵のグレードによって費用は異なります)

顔認証式オートロック

 顔認証式とは簡単に言えば「顔」が鍵の代わりになる仕組みです。
身近なものだとスマホの顔認証で実際に利用されている方も多いと思います。

近年新築マンションに導入が進んでいる顔認証式オートロックです。
顔認証は物理的な鍵と異なり複製ができないことからセキュリティがとても高いことが特徴です。
また、鍵を持っていなくてもハンズフリーでの開錠ができることが最大のメリットと言えます。

登録方法はスマホと同様に顔写真などによって自身の顔を登録することでエントランスのカメラで顔認証による開錠が可能となります。導入費用は約100万~150万と言われております。

あなぶきハウジングサービスが提供する顔認証サービス

弊社あなぶきハウジングサービスも管理しているマンションに限定してデジタルサイネージ付き顔認証サービス【ハピット】を無償提供しております。(対応エリア:香川県高松市、関東)
ハピットではNECソリューションイノベータ社の顔認証システムを導入し、オートロック前でカメラに顔を見せるだけでオートロックの解錠が可能になります。
入館の際に両手がふさがっていても、手ぶらでストレスフリーな入館ができるようになります。また、ハピットを導入するとエントランスにデジタルサイネージが設置されます。サイネージからはマンション情報や地域情報といった有益な情報をお届けしております。

詳細は以下記事をご覧ください。

顔認証で手ぶら入館!分譲マンション向けデジタルサイネージサービスのご紹介

顔認証利用のお客様の声

  1. 両手に荷物を持って帰った時にカバンから鍵を出す手間がないので便利
  2. スムーズに顔認証されて自動ドアが開くから便利
  3. 買い物帰りなど、手がふさがっていることが多いから便利
  4. 鍵の利用頻度が減るから、鍵のメンテナンスコストの削減にもなる
  5. 子どもがいるので、抱っこしながらのときに便利

まとめ

建物の防犯対策として最も代表的な設備がエントランスのオートロックと言えます。
また、近年オートロックマンションは属性問わず需要が高く、マンションの必須条件とし上位に位置付けている定番設備となります。

オートロックの防犯機能としては部外者の自由な出入り被害を防ぐことができ、マンションの資産価値向上にもつながります。オートロックには、定番のものから最新のものまで様々な種類があります。
オートロックによって導入コストや特徴が異なるので比較検討することが良いでしょう。

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伊原魁一

2022年2月に入社しました。
伊原 魁一(イハラ カイヒ)と申します。
出身:東京
血液型:B型
趣味:フットサル

私はCX(顧客体験)事業部でマンション居住者様の利便性向上と新たなマンションライフを体感して頂くために日々、努めております。
主にハピットと言う、エントランスの顔認証システムとデジタルサイネージを活用したサービスを担当しております。香川県高松市では既に展開をしておりますが、これから関東圏でも幅広く展開して行く予定です。
新たなマンションライフは弊社あなぶきハウジングサービスにお任せください!
マンションライフ3.0【感じろ、新たなマンションライフ】
よろしくお願い致します。


保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士、ファイナンシャルプランナー3級
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