マンションに最適な Wi-Fiルータを購入する時のポイント

梅原慎太郎

こんにちは、あなぶきハウジングサービスの梅原です。
私の記事では、マンションとインターネットに関する記事を中心にお伝えさせていただきます。

今回は、「マンションに最適な Wi-Fiルータを購入する時のポイント」について、Wi-Fiの仕組みと共にご紹介させていただきます。
※本記事は、2021年2月時点の情報になっております。

 

Wi-Fiルータと呼ばれているものには、大きく分けて2つの種類があります。

Wi-Fiルータそのものがインターネット通信端末となっている「ホームルータ・モバイルルータ」と呼ばれるものと、自宅に導入されたインターネット回線などでWi-Fiを利用するために使う「無線LANルータ」と呼ばれるものです。

今回は、「無線LANルータ」に注目していきます。

 

Wi-Fiルータの規格を知る

2021年2月時点で、Wi-Fiの規格はWi-Fi6と呼ばれるものまで決まっております。

家電量販店等で販売されているWi-Fiルータは、Wi-Fi4~6が主となっております。
もちろん新しい企画の方が高性能となっていますが、その分お値段も高くなっています。

規格一覧表の通り、Wi-Fi4から100Mbpsを超える高速通信が可能になっています。
Wi-Fi4でも高速通信が可能ですので、購入費用を抑えたい場合は、Wi-Fi4の購入し、より快適な環境を整えたい場合は、Wi-Fi6をお勧めします。

Wi-Fi5は5GHzのみ対応となっています。周波数帯5GHz/2.4GHzの両方に違った弱点があります。
使用環境にもよりますが、障害物があるなどし、Wi-Fi5のルータを購入より、5GHz/2.4GHzの両方対応しているWi-Fi4ルータの方が結局は通信が安定することが多いかと思います。

マンションのような集合住宅では、多くの電波が飛び交うため、電波の干渉が少ない、5GHzのWi-Fiルータがおすすめですが、設置環境が限られ障害物が多い場合は、2.4GHz対応のWi-Fiルータが有利になります。つまりは、両方対応しているものが一番良いといえるでしょう。

 

周波数帯について

Wi-Fiルータの周波数帯は、5GHzと2.4GHzの2つがあります。
それぞれの特徴は、以下の通りです。

5GHz対応のWi-Fiルータは、障害物がない状況であれば、安定した高速通信が可能です。
2.4GHzも障害物に強い特徴がありますが、他の電波に弱い弱点があります。

弱点を回避するため、ルータの設置場所は、非常に大切になります。
※Wi-Fi(無線)ルータの最適な設置場所については、こちらの記事をご確認ください。

Wi-Fi(無線)ルーターの最適な設置場所について

 

購入時のポイント

ルータの規格、周波数などを確認しましたが、結局どの商品を購入すればよいのでしょうか。
商品パッケージを見ても、よくわからない数字や、聞きなれない言葉がたくさんあって迷ってしまいます。
商品のパッケージの一部を参考に解説していきましょう。

数字を理解する

Wi-Fiルータのパッケージを見ると、「1733+800」「866+300」「433+150」等という数字があります。この数字の周辺をよく見てみると…

1733(電波帯域5GHz)+800(電波帯域2.4Ghz)と、2つの電波帯域を示していることがわかります。
2つの数字を足した数が多い方が良いというわけではありません。

もちろん数字は大きい方が有利ですが、ご自宅の障害物が多い場合は、2.4GHzの数字に注目する等して、購入を検討してみてください。

電波をコントロール: ビームホーミング

「ビームフォーミング」何かの必殺技のように聞こえますが、これは、電波に指向性を持たせて特定方向の機器(スマホ等)に向けて電波を発信する機能です。
本来障害物があり届きにくい場所でも、ビームフォーミングがあれば、機器の位置・距離などを判別して、電波を最適に届けます。

対応機器について
機器(スマホ等)によっては、対応していない場合もありますので、ご注意ください。(iPhoneの場合、iPhone6から対応しているようです。)

消費電力を抑える: TWT機能

Wi-Fi6では、対応機器(スマホなど)のバッテリー消費を節約するTWT機能というものが採用されています。

常にWi-Fi通信が行われていた危機に対し、使用していない時は、通信を行わず、消費電力を抑えることが可能になっています。

Wi-Fiを使っているときは、なんだかバッテリー消費が早いなと思っている方は、Wi-Fi6に変更することも検討してください。※対応機器の確認をお忘れなく。

 

実はパッケージに答えがある

規格や設置場所(別記事)など確認しましたが、最近のWi-Fiルータには、推奨利用環境が記載されているものがあります。
購入に迷った場合、「3LDK」「4LDK」等の記載がある商品を参考にするのもよいかと思います。
(何だかもともこもない気がしますが…。)

 

まとめ

Wi-Fiルータを購入する時のポイントについて確認しましたが、いかがだったでしょうか。
以前ご紹介した、「Wi-Fiルータの最適な設置場所」の記事と合わせて、設置環境や購入費用と相談し、
ストレスのないインターネット環境で過ごしてください。

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梅原慎太郎

あなぶきハウジングサービス CX本部
梅原 慎太郎(うめはら しんたろう)

通信・IT業界を得て、現在は不動産業界に従事。
入社後、分譲マンションの管理担当を経験し、現在は、入居者様に快適な生活 をご提供するサービス開発・企画等を行う部署に所属しております。
みなさまに少しでも快適な生活を送っていただけるような情報を発信していきます。
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